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◆斉藤島(さいとうじま?)

※ この地図は、大日本帝国陸地測量部発行の1/50,000地形図「富岡」(大正9.6)を使用したものである
所在:阿南市那賀川町中島(なかがわちょうなかじま)地先
地形図:阿波富岡/阿波富岡
異表記:斎藤島
形態:三角洲に家屋が集まる
離村の背景:河川改修
標高:数m
訪問:2025年12月
大字中島の西部、那賀川河口にあった島(三角洲)。
資料『那賀川改修史』によると、那賀川の大規模な改修事業に伴い島が撤去されたとのこと。
改修工事は昭和4年に国の直轄事業として開始。当地は本川の中央に位置することから島の撤去は工事の中でも重要なものであり、これを撤去することで川の流れの疏通が図られたという。掘削土砂は、横見・芥原(くぐはら)の堤防の材料として利用。掘削面は平常水位程度に留め、それ以下の部分については洪水によって自然に開鑿される方法が取られたよう。人家が10戸ほどある平坦な原野であった。
また資料『羽ノ浦町誌』によると、島は工事により昭和12〜14年に消滅したとのこと(※)。
※ 国土交通省那賀川河川事務所のウェブサイトによると、昭和15年撤去とある
なお表記については出典により「斉藤島」と「斎藤島」が混在しており、『那賀川改修史』・「角川」の小字一覧・国土交通省那賀川河川事務所のウェブサイトなどでは「斉」、旧版地形図や羽ノ浦町誌などでは「斎」となっている。ここでは比較的多く目にする「斉藤島」を見出しとしたが、どちらが正しいのかは不明。
なお「角川」の小字一覧にもルビはない。
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