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◆雁津(がんづ)



※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「鳥取南部」(昭和30.8)を使用したものである

所在:鳥取市福井(ふくい)
地形図:鹿野/鳥取南部
形態:谷沿いに家屋が集まる
標高:約100m
訪問:2026年6月

 

 大字福井の南部、福井川上流部にある。
 最近の地形図でも地名が記載され、右岸・左岸にそれぞれ建物が記載されている。これらの建物はかつての人家で、左岸では廃屋、右岸では倒潰家屋や一部の建造物が見られた。また左岸宅地のそばには地金神と姫金神を祀った石塔(写真3)があり、いずれも同一の雁津氏(※)の設置。また少し奥に小さな社が祀られている(写真7)。
 現在も水田の一部と小さな畑が耕作され、度々の往来が窺える。

 市の広報(1967年12月号)には、辛川から当地に通じる道路が一部鋪装されたことが報じられている。この時2戸でいずれも農家。水車による発電で電気を賄っていたことが分かる。住民の雁津氏への取材によると、道路ができる前は幅2尺ほどの道で、収穫した米は一輪車に1俵を載せ往復、のち道が拡張されると大八車に4、5俵載せて往復していたという。

 「角川」の小字一覧には、福井に「雁津(ガンヅ)」があり、見出しの読みはこれに拠った。

※ 表記は「厂津」だが、単なる字形の省略か戸籍上の表記であるかは不明

 


写真1 水田跡

写真2 廃屋

写真3 写真2付近の石塔。左は「奉地金神」、右は「奉姫金神」とあり、背中合わせで置かれている

写真4 物置小屋

写真5 水田

写真6 倒潰家屋

写真7 祠

 

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