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◆和知場(わちば)



※ この地図は、大日本帝国陸地測量部発行の1/50,000地形図「大町」(大正6.3)を使用したものである

所在:大町市平(たいら)
地形図:神城/大町
形態:鞍部付近に家屋が集まる
標高:約910m
訪問:2025年11月

 

 大字平の北東部、大町市と美麻村【現・大町市】の境界付近にある。集落は和知場峠を越えて地理的には美麻側にあるが、大町市平所属の集落。
 市史によるとかつて4軒が暮らし、豊富な湧水を利用した棚田を耕作していたとのこと。刊行当時(昭和60年)は無住となっているが、水田は耕作されていたという。
 また和知場越えの道はかつては中綱・青木地域の人々により善光寺街道へ抜ける最短コースとして利用され、和知場までは運送馬車も入ったという。
 なお地名について
、「湿地を表す野地場(やちば)の転訛であろう」と考察されている。

 現地には、屋敷跡に蔵が1棟残るほか、管理された墓地(長澤家)がある。水田はこの屋敷跡のそばに僅かに耕作されているのみで、他は広く耕作放棄地。もう1箇所の屋敷跡付近には、石造物群(写真5)が見られた。

 見出しの読みは、町史のルビに拠った。

 


写真1 蔵

写真2 水田

写真3 墓地

写真4 小祠

写真5 石造物群。左から馬頭観世音・石像(双体道祖神?)・庚申塔

写真6 屋敷跡

写真7 農耕器具

写真8 水田跡

写真9 和知場越えの峠(右はスキー場の関連施設?で、集落とは無関係)

 

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