タヒチ・イースター島旅日誌

9月28日 1日目 成田空港出発

パペーテ着
 今は「エアー・タヒチ」となってるみたいが、この当時は、「エール・フランス」でのフライトでした。
 まずは、タヒチのパペーテまでの約11時間、9,500kmの旅です。
 この便は、週に1便しかなかったので結婚式を済ませて次の日に和歌山から東京までの移動だったので、かなりバタバタしました。
 イースター島までの日本からの直行便がないため、タヒチなどからの乗り継ぎとなります。
 妻は、飛行機の中ではあまり眠れなかったようですが、私はどこででも眠れるのでぐっすり眠ることが出来ました。
 日付変更線を越え、パペーテに到着しました。
機内からでると、さすが南国、まばゆいばかりの日差しが私たちを迎えてくれました。
税関までの通路にも、陽気なおじさんバンドが美女のフラワーレイとともに出迎えてくれました。
 時差は、日本と比べ19時間遅れなので、今日の午後に日本を出発して到着したのが今日の午前中でした。
 ホテルにチェックインし、その日はゴロゴロしたりホテルの近くを歩いてブラブラして1日を終えました。
2日目 パペーテで自由行動  オプショナルツアーでタヒチの山をランクルでまわるサファリツアーに参加しました。
 同じ車に乗り合わせたのが、イギリスの新婚さん、パプアニューギニアの新婚さん、そして私たち日本の新婚さんの3組と、現地のガイドさんの計7名です。
 ちなみに、ここタヒチはフランス領なので公用語はフランス語なんですが、観光地なので観光に従事した仕事をしている人は英語も使います。でも日本語は、誰も使いません。
英語が出来たらなんてすてきなんだろう。
そのときの正直な気持ちです。
 弾む車内の会話の途中、気を回してみんな私たちに話題を振ってくるが、一言二言で会話が終わり結構むなしい思いをしました。
 言語のことはさておき、すばらしいタヒチの自然の山や川の景色を堪能したあと、山の中のレストランで昼食ですが、正直言ってあまり口に合わなかった。
 以前、ハワイに行ったときもそうだったんですが、私の口には南国の料理はあまり合わない。
でも、ロケーションはすごく素敵だった。
ガイドさんも同乗の人たちも素敵な人たちだったので、妻も私も大満足でした。
3日目 パペーテで自由行動  この日は、レンタカーを借りて島を1周した。
 タヒチ島は、タヒチ・ヌイとタヒチ・イチとに別れており、タヒチ・イチのほうは、あまり見るところがないようなので、今回はタヒチ・ヌイを1周した。
といっても島を1周する道路は、約120kmなので道沿いの観光スポットを見て回っても半日くらいでまわれる。
 1周道路の山側の脇に、PK(ポイント・キロメートル)が刻まれた石の道標がある。
パペーテを0地点として、左右に分かれてそれぞれPKが増えていく。
島の反対側にあるタラヴァオの町が、ちょうど60kmの地点で出会う。
 ちなみに、日本人がタヒチで車を運転するには、国際免許証が必要なので、レンタカーを借りるつもりならとっておかなければならない。(免許センターに行けばその日の内にくれる)
あと、タヒチ島は交通量がかなり多い目なので気をつけたい。
慣れない左ハンドルで町中での左折の時などは少しとまどった。
 私たちが見て回ってのお薦めのポイントは、「ゴーギャン記念館」と「アラホホの潮吹き穴」です。
 「ゴーギャン記念館」は、その名の通りゴーギャンの記念館で、パネルでの紹介や、最期の地マルケサスで使用したアトリエが再現されていた。
 「アラホホの潮吹き穴」は、波の力で自然に出来た穴から潮が噴き出すのですが、不用意に近づいた私たちに襲いかかりびっくり仰天しました。
 ドライブが終わり、その日の夕食は、「ルロット」と呼ばれる屋台風の店が夕方になると市内の海岸沿いに軒を並べているところに行った。
 ここは値段も安いし、炭焼きステーキやピザ、中華料理からクレープまであるのでタヒチに行ったときは、是非行ってみて下さい。
 ここで日本人の新婚さん一組に出会いました。
そういえば、ホテルにチェックインしてからここまでで自分たち以外の日本人に出会うのは初めてでした。
海外旅行って感じが味わえますよ。
4日目 パペーテで自由行動  レンタカーを返しにいき、この日は、一日ビーチやプールでのんびりしました。
タヒチには、大小さまざまな島が集まってますが、我々が滞在したのは結局タヒチ島だけでした。
後で知り合う日本人のカップルに聞いたんですが、タヒチの中でもボラボラ島がずば抜けて綺麗だそうだ。
聞き慣れた言葉で言うと、「最後の楽園」「天国に一番近い島」そんな言葉がぴったりの島だそうだ。
そういえば、サファリツアーに参加したときのパプアニューギニアの新婚さんたちもそんなことをいっていた。
 もし今度タヒチを訪れることがあったら是非行ってみたい。



5日目 パペーテ出発

イースター島着
 いよいよこの日の深夜(早朝のほうが表現が正しい)にパペーテのファアア空港から、イースター島に向け出発です。
 オーストラリア−タヒチ−イースター島−チリ(サンチアゴ)と週に2〜3往復、航空便があるそうだ。(ラン・チリ航空)
 5〜6時間のフライトです。
ここでも私は眠れぬ妻の横で高いびきでした。(新婚旅行なのに・・・)
 イースター島に一歩目を踏み出したときの感想は、
「やっとここまで来たんやな」だったんですが、すごく殺伐とした風景にやせた土地が目に入り、想像と少し違うような気がしました。
 ホテルにチェックインし、いよいよ謎を秘める島の観光です。
ここでは島内観光のツアーに参加しました。
ガイドさんは、若くて綺麗な女性の方だったので少しうれしかった。(ごめんね奥さん、心の中でこんなこと思ってたんだよ。)
 同乗のメンバーは、メキシコの新婚さんと、イギリスの新婚さん、別の日本のカップル、そして私たちの4組でした。
 ガイドさんは、英語とスペイン語での説明をしてくれるのでここでも英語が必要だった。
幸いもう一組の日本の方が少し英語が分かるようだったので所々解説してもらったので助かりました。
 まずは、唯一海のほうを向いて立つ7体のモアイを見に行きました。
アフと呼ばれる祭壇の上にモアイが7体仲良く並んでました。
「これが見たかったんやな」
自分の中でそう納得しました。
 島の中にあるモアイは、昔の島内の戦争で全て倒され、目をくり向かれたそうです。
今たっているモアイは、日本の建設会社などの協力で起こされたものだそうです。
だからイースター島の住民の中には、片言の日本語を喋る人もいました。
イースター島と日本は結構無関係でもなかったんですね。
 その他、モアイのかぶってる帽子(プカオという)や、かつてモアイを切り出していたところ(プナ・パウ)などを観光した。
 イースター島の夜は、結構涼しかった。
耳を澄ますと、どこからともなく音楽が聞こえてきた。
後で聞いたのですが、イースター島の若者たちがよく集まるディスコの音だったそうです。
是非行ってみたかったが、結局行けず終いだった。
6日目 イースター島観光  この日も、一日観光です。
 モアイの工場とも云うべきラノ・ララク、15体のモアイが並ぶトンガリキ、白い砂浜の美しいアナケナ・ビーチなどに行った。
 だいたいどこの観光場所に行っても、モアイのレプリカや板に古代の文字(ロンゴ・ロンゴという)を彫り記した物などの記念品を売っている。
もちろん店があるわけでなく、シートを広げての青空市だ。
イースター島は、物資の輸送を空輸に頼ってるので結構物価が高いように感じた。
青空市しかり、観光客相手ということもあってだろうが、$20〜30位のは小さくて、少し見栄えのいいのは$100以上はする。
実際買うときは「ディスカウント、ディスカウント」を連発して価格交渉をすれば何割かは安くなる。
 島内のお店を回ったり、観光客相手の市場みたいなところもあり、私たちはかなりたくさんのモアイ像を買ってしまった。
観光客相手に商売をしている方たちにとっては、まさに思うつぼだったでしょうね。
7日目 イースター島観光
イースター島出発

パペーテ着
 イースター島に滞在できるのは、この日が最後。
ホテルの従業員さんたちとも顔なじみになり始めた頃でした。
今日の観光は、お弁当をもってピクニックに行くという趣向です。
 何ヶ所かを観光して、昼食をとった後は自由行動です。
ホテルまでは各自歩いて帰ることになってます。
 海岸沿いで昼食をとったので一休みした後、海岸沿いに歩いていると現地の子供たちが無邪気に泳いでいました。
私たちは、「写真でも撮っておこうか」なんて言いながらレンズを向けると子供たちはいろいろポーズをとってくれます。
「写真とられるのが嬉しいんやな」
子供の無邪気さにほのぼのとした思いに浸っていると、
「テンダラー」「テンダラー」と子供たちが叫んでいます。
なんて言ってるんだろう?とよくよく聞いていると
「10(てん)$(だらー)」といってモデル料に$10よこせと言っていました。
何ともはや、現実に引き戻された気分です。
 おみやげも沢山買い込んで、(おのぼりさんでごめんね)観光も済ませ、もうイースター島ともお別れです。
ホテルの従業員さんたちと記念写真を撮り、3日間お世話になった人たちに別れを告げ空港に向かいました。
そういえばこの空港、NASAのスペースシャトルの緊急着陸用の空港に指定されているとか。
伝説のモアイと最新鋭技術の結集スペースシャトルとのツーショット見てみたいですね。
 空港に着くと案の定ここでもモアイのおみやげを売りに来る人たちが沢山いました。
そんな人たちに見送ってもらいながら私たちはタヒチに向かうのでした。
8日目 パペーテ出発  今度のタヒチ(パペーテ)は単に乗り継ぎだけみたいなもので、パペーテに到着してホテルに泊まり、(今回のホテルはビジネスホテルみたいなだった)朝、空港に向かい、そのまま日本へ、でした。
 そうそう、おみやげの話ですが、タヒチでおみやげを買うなら、「祐子さんのお店」(お店の名前忘れましたのでこう書いておきます)がいいですよ。
 祐子さんって日本の方がいてるんですが、日本からタヒチに来たとき空港でチラシをもらい、電話したらホテルまで商品の見本なんかをもって来てくれます。
パレオというタヒチ名物の布があるんですが、祐子さんのお店のオリジナルのモノなんかも紹介してくれます。(ミニサイズのものをかわいくラッピングしてくれてました。「パレオッち」っていう名前だったと思う。)
そのとき注文しておいたら、日本に帰る直前に荷造りして空港までもってきてくれます。
結構おまけもしてくれてました。
祐子さん、タヒチに旅行に来たときにタヒチがすっかり気に入り移住してきたそうです。
私もその気持ちわかるような気がするくらいタヒチが気に入りました。
 大阪の方だったので、言葉もなじみがあった。(祐子さん、宣伝しておきましたよ)
祐子さんの店の詳しい場所などは忘れましたが、確か空港内のどこかだったと思います。
思い出したら書き込んでおきます。(タヒチに行った方で、わかる方がいればメールくれたら嬉しいです)
9日目 成田空港着  長い飛行機の旅ももうすぐ終わりです。
 和歌山から往復するのも含めると今回の旅行は、合計37時間も飛行機に乗ってた計算になります。
こんなに長く乗ってたことがなかったのでやはり少し疲れているみたいです。
 日本に到着するともう夜の7時過ぎ。
もう和歌山に帰る飛行機がないのでこのまま東京泊です。
向こうで知り合った人たちに別れを告げ、羽田近くのホテルにチェックインして妻と旅行の反省会をしました。
めでたし、めでたし。
タヒチ、イースター島旅日誌と題していろいろ書かせてもらいましたが、見ている人が知りたいことが書けているか疑問です。
どうしても書きたいことを書いてしまったような気がするので見苦しい点は、ご容赦願います。
アップした後も自分でも読み返し、書き換えていきますので何度となしにお越しをお待ちしております。
タヒチ、イースター島に行ったことの方、これから行く予定の方、それ以外の方も質問や、ご意見もお待ちしてます。