予防接種

 多くの予防接種は小児に於いて行われるものですが、色んな事情によって施行されて いない方で
ご希望の方には当クリニックにて施行しています。

 

ワクチンの種類と特徴

 次の3種類があります。

 

生ワクチン

 

 生きた病原体(病気を起こす細菌やウイルス)の毒性を弱め、身体に入って

病気に ならず、その病気にかかったのに近い免疫をつけようとするものです。
接種後から体内で増殖が始まりそれぞれの持っている性質に応じて、
発熱や発疹の軽い症状が出ることがあります。 

生ワクチンにはポリオ、麻疹、風疹、おたふくかぜ、水痘、BCGがあります。

 

不活化ワクチン

 

 病原体を殺し、感染性をなくして免疫を作るのに必要な成分を取り出し
毒性をなくして作ったものです。この場合、病原体は体内で増殖しないので、
何回か接種して、身体に記憶させて免疫を作ります。一定の間隔で数回
接種して初回免疫をつけ、約1年後に追加接種をして基礎免疫ができあがります。

 そのままですと少しずつ免疫抗体が減ってきますので、長期に免疫を保つには
一定の間隔で追加接種が必要です。

 不活化ワクチンには、百日咳、日本脳炎、インフルエンザワクチンがあります。

 

トキソイド

 

 細菌が産生する毒素を取り出し無毒化したものです。 これにはジフテリア、破傷風 ワクチンがあります。

 

当クリニックでは原則として入手可能なワクチンはすべて取り扱っていますが、
いずれも任意接種で保険適応にはなりません。

 

1.インフルエンザワクチン

  平成13年度ワクチンはA型株(A/ニューカレドニア/20/99、 A/パナマ/2007/99)B型株(B/ヨハネスバーグ/5/99)となっています。現在予約受付中、接種も開始しています。
13才以下の方は2回接種、以上の方は1回接種を予定しています。 

学童期以前の子供さんは出来るだけ小児科にて施行して下さい。

2.ポリオワクチン

  ポリオ研究所より取り寄せとなりますので、郵送料も自己負担となります。

  昭和50年から昭和52年生まれの方に対するポリオ予防接種について

  詳しく知りたい方はここにアクセスしてください

3.三種混合ワクチン(ジフテリア、百日咳、破傷風)

4.麻疹ワクチン
 日本では通常1回接種ですが、その効果の持続期間は6−10年ともい われワクチンを接種されているにもかかわらず麻疹の発症例がみられ  ます。

5.風疹ワクチン

6.日本脳炎ワクチン

7.おたふくかぜワクチン

8.水痘(みずぼうそう)ワクチン

9.A型肝炎ワクチン

  3回の接種が必要です。

10.B型肝炎ワクチン

3回の接種が必要です。 

予防接種を受けにくる前の注意

 

 予防接種は健康な人が元気なときに接種を受け、その病原体の感染を予防するものですから
身体の調子の良いときに受けるのが原則です。

 

予防接種を受けた後の注意

 

 接種当日は激しい運動やアルコールは避けて下さい。 入浴は差し支えありませんが

すこしでも体調がおかしければ控えて下さい。

 接種後注射部位の腫れやかゆみの出ることがありますが強いときは冷やすと
すこし楽になりますがひどい時はすぐご連絡ください。

 接種後生ワクチンでは2〜3週間、不活化ワクチンでは24時間は副反応の出現に注意しましょう。

ワクチンの副反応について

  厚生省に平成11年4月から平成12年3月31日までに報告されたものを単純集計し、まとめたものです。
  副反応の頻度はいずれも低いものです。 下記のパーセントは報告された全副反応の内の頻度ですので
  ワクチン使用にておこる副反応の頻度ではありませんのでお間違いのないように!

1.DPT,DTワクチン(D ジフテリア、P 百日咳 T 破傷風)
  24時間以内の副反応(43.5%) 1〜3日(54.1%) 最も多かったのは接種局所の異常(43.9%)でした。

2.麻疹ワクチン
  頻度は少ないですが接種後14日でも副反応はみられます。 1歳2ヶ月の女児で接種後4日で痙攣発作 突然死した例   が報告されています。

3.風疹ワクチン
  頻度は少ないですがアナフィラキシー(20.8%) 全身じんましん(12.5%)

4.日本脳炎ワクチン
  アナフィラキシーは24時間以内に、39度以上の発熱も3日以内に報告されています。

5.ポリオワクチン
  一例死亡例が報告されていますが予防接種との関係は否定されています。

6.BCGワクチン
  腋窩リンパ節腫脹(58.6%)が最も多く、ついで接種局所の膿瘍でした。

             

ワクチンの効果について
1.水痘
 患者と接触した場合、72時間以内にワクチンを接種すれば、発症を予防でき、発症しても軽減化が期待できます。 予防効果は約70−90%と考えられています。

2.麻疹
 患者と接触した場合、72時間以内にワクチンを接種すれば、発症を予防でき、発症しても軽減化が期待できます。 予防効果は98%以上の方が抗体を獲得しています。

3.おたふくかぜ
 患者と接触した場合、ワクチン接種効果はあるとされていますが、何時間以内との記載はありません。 

4.風疹
 患者と接触した場合の予防効果については不明です。  90%以上の方が抗体を獲得されています。


5.日本脳炎
 2回接種で97%の方が抗体を獲得しています。

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