地元での就職はいつ決めたのですか。

白浜町出身で田辺高校(田辺市学園)を卒業後、京都の大学へ進学しました。もともと地元への愛着があって、高校生の頃から将来は地元で働くと決めていました。でも一方で、都会での生活を経験することで自分が成長できるんじゃないかという思いもありました。
大学卒業後、契約社員として大阪市内の居酒屋で働きました。2年たった頃、地元に戻ろうとJA紀南を受けました。人と関わる仕事が合っていると感じていたので、地域密着の雰囲気があるJAの仕事に魅力を感じましたね。

採用されて2年。どんな仕事をしていますか。

1年目から共済部事故相談課という課にいます。簡単に言うと、自動車事故などのトラブルや困り事に対応するのが主な仕事。心掛けているのは、お客さまに直接会ってお話を聞くことです。不安な気持ちに寄り添い、少しでも力になれたらと思っています。 お客さまからの反応がダイレクトに返ってくることが、この仕事の魅力の一つ。「ありがとう」と言われるとうれしいですし、やりがいがありますね。地元だと人と深くつながることができるというか、やはり自分にとっては安心できる場所です。

地元での暮らしはどうですか。

いまは実家で暮らしています。毎日ご飯を作ってもらえることも、都会での1人暮らしを経験したことですごくありがたみを感じるようになりました。でも、この2年で体重が10キロ以上増えてしまいました。母親の作る料理がおいしいからでしょうか(笑)。高校時代の友人たちが近くにいることも自分にとっては大きいです。悩み事を相談したり、冗談を言い合えたりする仲間がいると、仕事も頑張ろうって思えます。
ダイエットを兼ねて、その仲間たちと一緒に軟式テニスをしています。今年に入ってジム通いも始めました。でもいっこうに痩せません。それどころか、なぜかさらに太ってしまいました(笑)。
仕事終わりに温泉に立ち寄ることもしばしば。地元ならではの楽しみ方だと思います。知り合いのおじさんに会って世間話をするのも楽しいです。
家族がいて、友人がいて、働く場所がある。安心できる地元で働くことが、気持ちの余裕につながっていると感じます。これからは自分の将来設計もしっかり考えていきたいです。

取材:紀伊民報

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