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 今日は梅雨の中休みでほんの僅かであるが、青空が顔をだしていた。家の周りのジメジメしていた所も一斉に乾いて、木々もうれしそうである。
 午前中、横浜へ行くまでにいろいろとしておかなければならい事が未だ山積みなので、大きなことから片づけようと、机に向かう。それは、銀行引き落としの書類だとか、名義変更だとか、その他その他。で、
 午後、今度は外回りで近所の農協へ出向いた。すると、私が若い頃からお世話になっていた近所の同業者の社長さんに出会う。近所でありながら、ホンニ久しぶりだった。
社長「おまえ、船乗るんやて?ええなぁ、トローリング出来るなぁ」
と言われたが、果たしてそのような時間ができるだろうか…。積み込みはもちろんクレーンの仕事、航海中はブリッジで見張りやら、機関室での修理補修などが待っているのではないだろうか。実際、想像もつかないのでごっつう不安この上ない。
 その後、田辺市に出向き、市役所の別館に行くとそこにも昔、青年会議所でお世話になった職員がいた。彼の名は【高井】。そこで、お目当ての課へ行きたいと言うと、ヘコヘコ腰を曲げながら丁寧に案内をしてくれた。
「しかし、悪いことはできんなぁ。どこへ行っても知り合いばかり。それに私の顔は良く目立つのでなおさら恥ずかしい。」
と、心でつぶやいてしまう。
 そして夕方、帰宅した私は昨日から始めた『左足のリハビリ』のため、またダムへ向かった。今日は少しコースを変えて違う場所の階段を使うことにした。そこの高低差は30m近くあり、全部で100段は超えているだろう。そこで4往復したあたりから、猛烈な息切れ、吐き気、目眩まで発症する。だが、『自分に厳しく』という中学時代の先生の言葉を思い出し、もう一回だけ往復しようと挑戦した。そしてラスト一回を何とか乗り切ったのだが、もう身体も限界、心臓のメーターはレッドゾーンを通り越していた。
「こ、これはリハビリやない。単なる拷問のほか何物でもない。ち、ちょっとやりすぎた…」と
命からがら車へ乗り込む。そして20分ばかり休憩した私は、何とか自宅に帰還できた。
 夜、懐かしい専門学校時代の悪友から電話があり、近日の一連を話し込む。その悪友にきくと、卒業して20数年、出世する者、倒産する者、事故死した者、大学へ行く者などイロイロと教えてもらう。みんな生きていくためにそれこそ"必至"のようだ。
 晩飯を食ってから、いつものようにパソコンで映画を見る。今日は山田洋二監督『男はつらいよ 第43作 寅次郎の休日』を見る。その中には若かりし頃の後藤久美子、寺尾聡、宮崎美子等が出演しており、懐かしさに顔がほころぶ。
 今日はほとんど準備も終えた。明日は久しぶりにユックリできるかな。釣りも良いけど、太平洋に低気圧があるから波高そうだし…。
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