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 やはり今日もドンヨリとした梅雨空だ。家向かいの山々の頂きには分厚い雲が覆い被さり、その頂上は全く見えない。蒸し暑さもお昼時をピークに、夕方にはほんの少しマシになる。
 今日は、朝よりユウマを駅まで送った後、一旦は家に帰り、ネットでもろもろ調べ事をして午前中を過ごす。12時近く、仕事はしなくとも、腹は減ってくるので台所へ行く。そこでメシを食おうと電子ジャーの蓋を臆病に開けるが釜の中は米粒一つない。?と思い嫁さんに電話すると、「あ、ごめん、炊飯器のスイッチいれてご飯炊いて」と言われる。本来なら
「說おまえ、えぇかげんにせぇよ。メシくらい、ちゃんと炊いておけっ!」
ってな具合に一喝するのだが、今の私は稼ぎのない失業の身、
「お、わかった…」と二言返事で炊飯器のスイッチを静かに入れる。と、炊きあがるまでの時間、腹が減って仕方なかったのでそばにあった『茶粥』を食しガマンする。
 午後より、建設業退職金請求とかのことで商工会などを回る。なんせ、何もかも慣れていないことなので非常に手間がかかった。その後、田辺市に行き、UFJ銀行にも口座開設のために寄った。と、このUFJ銀行、ロビーに案内の女性が立っていたのだが、これまた丁寧な対応だった。実際、お客のサービスというのはこういうことだろう。金利がいいとか、早いとかもいいのかもしれないが、こういう人間対人間のサービスは本当に心良いし、便利だ。
 待つこと10分、すでにキャッシュカードまで作成されていたので説明を聞いてから受け取る。一昔やったら1週間待たなければ…。
 ルンルン気分で銀行を後にした私は、自宅のテレビが故障しかけているのを思い出し、ケーズデンキに寄って大型テレビの「品定め&カタログ収集」をする。私は液晶画面はどーも信用出来ないのでプラズマコーナーへ行くことにした。すると巣にかかったアゲハチョウに飛びつく蜘蛛のように男の店員がやって来た。
「お客様、どーですか、プラズマ…」
「…」
「今ですと、この商品に特別…」
「…カタログください」
と言って、見事商品を衝動買いすることなくカタログだけを入手する。
 今夜は家族で「梅雨時期におけるテレビの視聴影響とその効果について」と題し、入手したカタログを使ってパネルディスカッションを行おうと思う。

■■お知らせ■■
開店したり閉店したりといろいろ大変だった"#51のどーでもええ話"ですが、来週くらいからアドレスが変わります。これ↓
『アバウツ番外編』
今後はケータイからのみのアップになるかもしれません。なるべく写真もつけようと思っていますので、応援よろしくです。
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