5/29
 未明から降り続いた豪雨が朝になっても止みそうになく、今日も仕事は休みとなる。そこで、早朝よりユウマを近所のJR駅まで車で送る事にした。途中、辺川付近(通称:サクラ)の辺りで、何やら車が数台、路上に止まっていた。
ユウマ「あっ、おとうさん!」
と、前方を指さすとそこには今、事故ったばかりで見事に横転した車両1台が横たわり、そばには2〜3人の男性が立っていた。
「あ〜ぁ、事故やがな。ぉぃ…」
と、スピードを落としてみると、どうやらけが人はいない様子。本来なら立ち寄って車両をどける等お手伝いしなければならないのだが、子供の電車の時間もあり、事故現場もそー慌てていなかったので素通りする事にした。
(朝っぱらから、エライもん見てしもたがな…)
 そう思いながら私はハンドルをきつく握りしめた。
 南部駅に着いたのは電車の発車時刻7分前、そこで急いでユウマを降ろし、帰り道、そのまま本社に立ち寄る。すると昨日お休みだったT主任がおり、昨日の仕事の引継をする。その後もう一度町内へ出向き、子供から頼まれていた「預金引き出し」をATMでしようと、役場近くのATMコーナーへ行く。が、開店は9:00からと…。まだあと1時間もあった。外はドンドン雨足も強くなってきて、これじゃ暇つぶしに海を眺めにもいけやしない。ちょこっと小腹も空いたので仕方なく近くのコンビニに停車し、菓子パンとコーヒーを食す。ラジオからは「ありがとう!浜村淳です」が流れていて、あの独特のしゃべりが車内を覆っていた。すると、見たことのある男性が背中を丸めてコンビニに入店して行った。数分後何かを買った男性は車に乗ると、そのまま私の方に車を走らせてきた。よくみればハルの同級生の父親で、これまた知り合いの人だった。この人の職業も私と同じ建設関係で彼のパワーショベルの操作の腕前はまさに「神業」近い物がある。
「雨やなぁ…」をウインドーを少し開けて彼。
「雨でしゃーないなぁ、今、子供を駅まで送ってきましてん」と私。
「あ、ワイもや。」と、ハニカミ笑いの彼。
そうなのだ!。娘さんがハルと同級生なのだが彼の長女はユウマの一つ上で同じ神島高校に通っているのである。久しぶりに出会ったのでソコソコ話こんでいたが、また雨足が強くなってきたので彼も帰っていった。そうしているウチにATMコーナーも使用できるようになり、現金を降ろしてくると私もそそくさと帰路に就く。帰り道には先ほどの横転した車両はもう無くなっていた。
 午後より天気は持ち直したが、依然曇り空。日中、映画「酔拳」と「銀河鉄道999」を見る。
 うぅぅ、目が痛い。
戻る