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 今日も北風が冷たい。三里峰から吹き下ろしてくる風は、痩せた骨身に厳しく刺さってくる。
 午前中、ある現場に大きな重機が入ってくるため、区民の皆様に連絡後、回送車両の先導車をする。なにゆえ、この付近の道路は軽四車がすれ違うのがやっとの道なので細心の注意を計らう。そうすること約2時間、4q奥の現場になんとか搬入できた。途中、か細い橋や、路肩が崩落しているところもあり、鉄板を敷くなどの仮設工を施しながら通ったワケだが、それでも心細かった。
 午後、この付近で防災工事の一環として大型砂防堰堤が計画されている。そのため、県職員や町職員が住民に地元説明を行ってくれる計画だ。私も地区建設委員として概要を聞いておきたく、参加させてもらう。時間ピッタシに来た県職員は、時間も少ないらしく、到着後早々と説明会を始める。大きな図面を机一杯に広げ、それを取り囲むように地元住民が説明を聞き入っていた。私もその図面を覗くと、大がかりな計画というのがすぐわかった。しかし、大がかりなだけあって、完成すれば地元の生活も安心でき、日々土石流災害におびえることもないだろう。
 午後4時半、県職員らはコチラのとんちんかんな質問にもご丁寧に答えてくれたおかげで、地元住民は一安心したのか、和気藹々のうちに終了となる。

 私ごとではあるが、背中の一部が非常にかゆい。蚊にさされたようだが、これはもう何年も前からなのだ。
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