12/24
 メリークリスマス
 聖夜の前日の今日は北からの風が非常に強く、また、とても寒い一日だった輦。午前中に現場で作業の補佐を行い、午後より、明日に予定されている『田川邸倉庫上棟式』の柱や梁の木材を棟梁さんの工場より運搬した。最初、2tトラック2台という予定だったらしいが、それでは少し心細いのではないかと、施主さんが私に相談してきた。そこで私も明日の材料を確認しに大工さんところへ出向き確認してみると、とてもとてもそれだけの車両では運べないことが発覚した。そこで、我が社の大型トラックを用意し、私が運搬することとなった。
 そらそーと、明日、久しぶりの『上棟』で私含め3人が二階部分の組立に上がるのだが、最近体力が落ちているので、思い通りにハンマーが振れるか心配である。高い所はそれほど怖くはないのであるが、早朝、御坊市に用事で出かけ朝10時ごろからの参加となるので、その日の『調子』が心配なのだ。私は普通、梁の上で朝一発目の『立ち上がり』がスクッと立てるとその日一日はなんともなく動けるが、そのタイミングを狂わすと一日中「おぉ、落ちたらどないしょ」と心の隅っこで絶えず恐怖感が波を打つ。それにもう私の年齢も42才…。寄る年波には勝てないのだ。その昔は、高台にある二階建て(実質3階建て相応)の上棟でもヒョイヒョイ歩けたのであるが、最近はあまり経験がない。工事現場でもこういう場所はあるのだが、建築と建設では意味がちがう。ま、明日、がんばってみるか。

 実は、この前の21日、銀行にて懐かしい人に二人出会っていた。二人とも同級生で幼稚園からの幼なじみだが、一人は私の近所の人で『シゲッぽン(通称:フーテンのシゲさん)』。彼は最近、ガードマンの仕事についたらしいが、その他は詳細不明だ。中学校を卒業したときは月給19万円をもらっていて「すげ〜!」と思ったのであるが、現在は職業を転々としている。銀行で出会ったときも声をかけることもなく、向こうもコチラに気が付いている様子もなかった。 もう一人は綺麗な女性で『ミヤチャン』。彼女は高校卒業と同時に所帯を持ち、今は20才過ぎのお子さんがいる。私は気が付かなかったのだが、待合い席で私はこのブログをチェックしていると、紺色の制服を着た女性がツカツカツカと歩み寄り、ヒョコッと私の横に座った。
「おぉ、久しぶり〜!」
とビックリしたのは私の方だった。彼女の職業は業務用の玄関カーペットの清掃業務を取り扱う大手清掃会社の支店の『女将さん』なのだ。
「元気か?おまえも変わらんなぁ。」
と私は一瞬30年前にタイムスリップしたようだった。いろいろと話し込んでいると私を呼ぶ銀行員の声がしたので
「ほなまたな」
と席を立った。
「彼女、ホンマに20才過ぎの子供おるんかよ」
と思うくらい全然フケていなかった。むしろ思いっきり白髪混じりの頭を気にしている私の方がシッカリ老いているのだ。これって『初老』と言うのだろうか。說ほっといてくれ囹。
 あぁ、明日は上棟式だ。早めに就寝し、明日に備えよう。
 Good by!!
戻るでしゅ。