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 本日も早朝より工事書類を作成する。ショージキ言うて、ここんとこ1週間程ずっと事務所に入り浸りだ。私もPCはそこそこ触れるが本来の仕事は書類作成じゃなく、現場施工班なのであるが…。  ソーコーしているとお昼になり、肩付近の血行が悪くなっていたのでちょっと運動する。要するに肩が凝って、血流が止まっていたのだ。どうやら熱も少々あり、ストレスは爆発寸前であった。そこで、気分転換に田辺市へ散髪に出かけた。
 予約を入れていたので待ち時間はさほど無かったがそれでも10分ほど本を読んで待った。すると、3つある床屋のイスの真ん中に「【や】の付く自由業の方」らしく、しゃべり方もえらい巻き舌で態度もデカく、
【や】「おい、コーヒー飲みたいのぉ。そこの茶店から出前とってくれ。金はワイ払うさけ。」
と何でもない会話なのだが、「【や】の付く自由業の方」がしゃべるととても分厚く感じる。で、次の時間がやってきて私はその「【や】の付く自由業の方」の横に座る。そこで私も負けじと
「そうやなぁ、冬やさかい、あんまり短こうせんとってよ。」
と少し大げさに口走ったが、その後の「【や】の付く自由業の方」のコテコテなしゃべりには到底勝てず、仕方がないのでウトウトと居眠りをしてしまう。電動イスの背中を倒され、顔を剃ってもらうと、本格的に熟睡してしまう。これがまた気持ちいいもんだ。で、寝てもばっかり居られないので、再度「【や】の付く自由業の方」を横になりながら観察してみることにした。すると、
【や】「マスター、ワイ最近まつげが薄くなってきてのう…。これ、植毛とかあるんけ。」
店主「あぁ、あるで。大阪まで行かなあかんけどな。」
【や】「それ、失敗ないか?大丈夫か?」
店主「失敗なんてないで。だって毛根を植えるんやから」
【や】「ほんまやな。絶対やな」
店主「ホンマやて。まぁ、してる人を見せるワケにはいかんけどな。プライバシーもあることやし…」
【や】「ほいたら、失敗したことあるんちゃうんか!えぇ獵」
店主「失敗せぇへんて!なぜぇそぅ勝手に決め込むんな。えぇ囹」
と、店主も散髪屋の意地があってなかなか譲らなかった。私は顔を剃ってもらいながら、もうすぐ散髪屋との発砲事件にでも発展するのではないかとハラハラしていた。そんなこんなで「【や】の付く自由業の方」の方もなんとか終了し、お帰りの儀となった。

 今日、先日壊れたプリンターの次期機種としてエプソンのプリンターを田辺市の量販店で購入してきた。なんと、最近のプリンターは音も静かで印刷もダントツ早い。これで16800円とは…これいかに。
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