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 みなさんは『浦島太郎物語』と言うのをご存じですか。海の中で我を忘れて遊び、実社会に戻ってみると世の中は何年も過ぎ去った後だったという哀れなお話。実は私もここんとこ数日間、ある作業に没頭していたため、日記を書くのを明日に明日にと延期してしまい、とうとう一週間が過ぎてしまった。別に今週の出来事を書きたくなかったわけでもなく、ネタも無くでもなかったのだが、仕事が終わり、帰宅してメシを食ってから直後に事務所入りし、そのまま午前様になるまで作業の連続で、眼も限界を通り越して視点が定まらなくなるほどだった。ほな、その没頭していた作業とななんぞやと言いますと業務上ここで好評すると今後の営業に差し障るのであえて伏せておきたい。ただ、これからの建設業界にとって将来性を考えると今からの準備では遅すぎるかもしれないがどうしてもやっておかなければならなかった作業であった。それと、昨夜には区民役員会と、高城中学校野球部保護者会などの両忘年会が入っており、どちらもキャンセルするのは惜しくて両方に出席返信出していたのだ。これにより、18:30開始の区民役員会忘年会の方は小一時間で手早く抜け出し、今日のメインは高城中学校野球部保護者会に絞ることにした。と言うのも、高城…の方は参加出来るのは今年限りの人もおり、今日どうしても挨拶しておきたかった人もいてこちらに重きを置くことにしたのである。役員会はというと、ほとんど同じメンバーで来年も開催されるし、会合などでも会うことができるのでこれは、まぁ、来年も…ということで決断したわけである。話は戻るが、こういう宴会が週末に控えていたため、夜通し作業していたワケである。
 と言うことでせっかく時間を作ったのであるから、昨夜は「これでもか」と言うくらい楽しんできた。高城…の料理はクエ鍋、毛ガニ、ブリ照り焼き、ハマチの刺身と超豪華絢爛であまりの料理のすごさに遅参した私は卓にある出汁の入った器をひっくり返してしまう。そして友達や知人が遅参した私にいろいろ話かけてくるの、だがそんなことはお構いなしに、ひたすら豪華な料理をつつくのだった。それはそれはかなり忙しい光景だったに違いない。約半時間、料理を食べて満腹になったころにチビチビをお湯割りを飲みながら雑談にはいる。先生方に挨拶もそこそこだったが見てる間に時間が過ぎ、二次会へと進んだ。が、行きつけのカラオケはあいにく本日休業で仕方なく近くのスナックへ15人くらいで押し掛ける。田舎の鄙(ひな)びたスナックは見てる間に満席となり、イスのない人も#4ヨッチャンを含め#8ハルミクン他数人いた。
 
 時間が経つにつれ段々と盛り上がってきて会は最高潮となる。カラオケの予約も常時5〜7曲は当たり前、時折かかる他のお客さんの歌まで「え〜?この歌誰?」とまで言ってしまう有様。そこで私も負けじと去年、自社忘年会で歌ったTOKYOの「空船」を予約してみた。実はこの曲、前回は出だしは良かった物の、かなりのアルコールが回っていたせいもあり、途中から超音痴となった。だが今回は嫁さん他、ご父兄多数の宴席、"すべらす"ワケにはいかない。順番が回ってくるまで非常に喉が乾いてくる。ところが場の空気はそろそろお開きのムード、「ま、ええかw」と思いながら席を立とうとすると「は〜ぃ、空船〜、これミッチャンちがうぅ?」と言わなくてもいいのに誰かが叫んだ。(え〜ぃ、しゃ〜ないな…)と思うながら歌い始めると、今日のお湯割りと更年期からくる音程の不理解により、思いっきりはずしてしまう。やはり、数年前とは全然変わってしまい、歳を感じてしまった。途中、声もガラガラになりながら歌い終えはしたものの、非常にしんどかった。後で感じたのだが、「もっと、バラード系を歌えば良かった」と後悔したが、後の祭りだったようだ。
 しかし、#4ヨッチャンと言い、#8ハルミクンといい、なぜあんなにうまく歌えるのだろう?
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