11/22
 今日、11月22日は「いい(11)、夫婦(22)の日」だそうな。
 それとは全く関係ない話題なのだが、今日、現場で私が22年間今まで経験したことがない大アクシデントに遭遇した。これにより、我が社も精子、あ、いや、生死を分ける岐路につくかもしれないという大事件が発生したのである。実は、もうすぐ和歌山県の検査を受けようという現場で、事前に監督職員と簡易的な検査をしようと、私、職員の二名であわただしく検査をしていた。当の職員さん、午前中職員さん本人を除く家族全員が風邪に倒れ、病院に送っていくために午前中のみ急遽休暇を取り、午後よりやっとの事で出社できたらしい。そして急ぎの作業ということで、早速…と私共々作業を進行していた。と、現場を計測するのに夢中になっていた監督職員が、私の前でひざまずいて巻き尺を握っている。そしておもむろに立ち上がったとき…!!!、右膝のズボンに何やらドス黒く黄色い物が…。「あ!!!…」と思ってよくよく地面を見てみると、それは紛れもなく「タヌキの糞」であり、それを、職員がひざまずいたときに踏んでしまったらしい。まぁそれはそれは汚いこと。「あ゛〜〜〜ッ」と悲鳴を上げる職員。「だ、大丈夫ですか、しょ、職員さん!。よかったらこの軍手でも使ってください」と腹の底からこみ上げてくる大爆笑を必死に殺しながら右ポケットより使い捨ての手袋を手渡す私。「え、いいんですか?では…」と職員。だが、職員さんが現場で滞在できる時間は限りあるため、その汚れたズボンで簡易検査をやりきってしまい、一応仮検査終了と言うところまできた。なんとか場を繋ごうと「あ、よろしければここの水道でもお借りして、私がズボンを洗いましょうか。そのままこちらへ来てください」とそのズボンをはいたまま、軽く水で流してあげる。だが今度はその水でズボンはカカト付近まで"びしょ濡れ"になってしまった。「あ……」と、ますます凹む監督職員。「大丈夫ですよ。御坊への帰りの道中、車内で温めれば乾きますよ」とその場しのぎの言葉でなんとか乗り切った私。
 まぁ、今日は"ツイテない日だが、『ウン』のつく日だった"ということにしておいてください、監督さん。
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