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 というわけで、今日はやっぱり釣りに行ってしまう。場所は堺磯の『内ミノ』。早朝4時に起き、パパッと身支度をして釣り餌店に着くこと4時30分。ちょっと早いかなと思いながらも結構お客さんがいた。そこでエサを購入し、いざ渡船屋へ。駐車場に車を置いて海をみると、ことのほか波がある。大丈夫かいなと思いながらも昨夜の船頭との電話では「うん、行けますよ」とのことだったので船が接岸するまでしばらく待つ。そうして午前6時、漁港から出てきた船が渡船屋の前に接岸したので乗っていく。波が結構あるというのにお客も多い。ところが、沖に出てあまりの波の大きさに船頭も「おい…、どうする?波あるなぁ。。。」と操縦室から私たちのいる後ろを振り返る。お客は長靴にレインスーツを決めた方々ばかり。その中でも胴長スーツとリュックで完璧に防水体制をしている私がひときわ目立った。「オカザキ君、内ミノ行ってみるかい?」とシブシブいてくれたので私も「ほな行きます」と従うことにした。島を越えてくる波を気にしながらようやく準備ができ釣りを始める。ターゲットはもちろん「石鯛」。一緒に来た人も同じ「石鯛釣り」をしていたが、35〜6pのをつり上げて喜んでいた。それをいつもより濃い偏光サングラスの奥から見ていた私は「そんなエサ(ウニマムシ)でばっかり釣っていたら終いにゃ魚なくなるで」と思っていたが、あまりにその釣り人がうれしそうなので、素直に喜んであげた。私はというと、午後4時まで粘ってみたが『アタリ』すらこなかった。
 なんとかこのダレタ空気を一人で必死に立て直し、気合いをいれて釣ってみたが、なにもつれなかった。「まぁ、しゃーない。こんなんいつものことや」と楽観的に考えて家路を急いだ。帰ってきて道具類を洗っていると、親父にお客さん。で、どこかで聞いたことある声やと思うと西本庄にある『古田造園』さんの会長がお見えになっていた。本日はここらのお祭りということで親父が招待しなのだそうな。私も同席させてもらい、楽しい話をいっぱい聞く。アルコールも回り、場が盛り上がってくるといつもの『芸』がでる。それがこれ↓
 
そして当然「熱燗」も出たわけだが、これには私も酔っぱらってしまう。そこでふと子供の「食」の話題になり、「日頃は家ではあまり食べないんですが、回転寿司とかいくとやたらと食べ、財布が心配になるんですよ」と言うとその会長さん「そうやそうや、子供は食べなあかん。遠慮などせんでえぇ…」と言って、ふと振り向き巻き寿司や、魚寿司、イガミ料理に鍋料理を次から次ぎへと食が進む会長のご夫人を方を見定め說「ワレ、ガツガツ食うてらんと、ちっとは遠慮せぇ囹」といつもの『会長節』が出て、お茶の間は大爆笑となる。その後、会長も完全に酔っぱらってしまい、すっかり寝入ってしまった。あとから聞いた話だが私と会長とで、ものの1時間もかからない内に一升ビンがあいてしまったらしい。うぅ、頭が痛い…。
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