今日は【熊瀬川のH氏】と口和深へイシダイ釣りに行ってきた。【熊瀬川のH氏】は#5ミノルクンと同じ年である。昨日、知多半島へ単身で出稼ぎに行っていたその彼である。口和深といえば釣り士の憧れの磯が多く点在し、京阪神からのお客さんも非常に多い。本日は日曜日と言うこともあり磯場は釣り士でごった返す。瀬渡し船のトッサキ(船の一番先端)にH氏と二人でしがみつきながら、なんとか『たて島のハラ』にあがる事ができた。瀬渡し船のトッサキには私の知人がケッコウ乗っていたのに驚き、「まいど!」「おぉ!久しぶり!」「今日はどこへあがるんでっか」こんな会話をしながらイシダイ釣りへの士気を高めていった。渡礁後、早速さお受けを足下の岩にセットして大海原向いて竿をだす。私はもう何年も釣りはしているがいつ見ても大海原は気持ちいい。午前5時に渡礁してから午前7時、午前9時と時間は過ぎていく。しかし魚は…。私はもう何年も釣りはしているが、釣れない時の方が多い。実際に釣りの上手な方は行くたびに大きな魚を釣っているが、私の場合はそうはいかない。だから『イシダイ』には特別な執着心があるわけである。竿を出している間、H氏と近況や最近の話題などを語らい合う。仕事の事や友人、家族や牛肉偽装事件etc。そして午後3時、時間が来てしまい納竿となる。
 帰りにH氏の自宅で少し休憩して行くよう誘われ、お世話になる。そこで『ナスの梅酢漬け』と磯で取れた少量の『アナゴ貝の刺身』を頂く。前者はすっばさが程よく効いていて非常に美味く、後者は言うまでもなくアワビの刺身のようなおいしさだった。さすがグルメなH氏。午後7時、えらい長時間お世話になってしまいその上完熟したミニトマトのお土産まで頂き、丁重にお礼を言って帰路につく。
 自宅に着き、夕食後、渡辺謙主演「明日への記憶」がテレビ放映されていた。ケッコウ面白そうなのでハルとくつろぎながら見ていた。と、そこへヒョコヒョコと嫁さんがやってきていきなりチャンネルを奪い、無言でバラエティー番組に変える。私もハルも「…」。
 そういう家族なのである。
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