紀州鉄道の車両(現役編)


キハ600形式
   (キハ603、604)

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車歴
 昭和35年 新潟鉄工所製
 大分交通(昭和50年廃線)→紀州鉄道へ
車両諸元  車長 18500mm
 車幅  2728mm
 車高  3615mm
 定員   120名(座席76名)
 機関 DMH17B 160ps/1500回転
 台車 ND208B/ND208C
 座席 クロスシート、車端部ロングシート

コメント
キハ600形式は液体式ディーゼル気動車です。しかし総括制御はできません ので重連運用のあった昭和60年ごろまでは運転士2人体制で走行していました 。
紀州鉄道に来てから、ワンマン化、ドアの自動化、ヘッドライト交換等が行われ ています。
この運転台は通常の気動車の配置と逆にマスコンが右側にあり、ブレーキが左側 で、機関車と同じ配置となっているのも特徴です。ハンドルの操作方向は一般的 な機器と同じになっています。

その他
大分交通時代、キハ603は耶馬渓線生え抜きでしたが、キハ604は国東線から同線が廃止になった昭和41年に耶馬渓線に移っています。国東時代は”なぎさ”というネーム付きのDCでした。


運転機器類


車両内部




キハ605形式(キハ605)[休車状態]

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車歴
 昭和27年 宇都宮車両製
 常磐炭砿キハ21(昭和34年譲渡)→
 岡山臨港キハ1003(昭和59年譲渡)→
 紀州鉄道へ
車両諸元  車長 12240mm
 車幅  2720mm
 車高  3685mm
 定員   120名(座席76名)
 機関 DMH17B 160ps/1500回転
 台車 ND208B/ND208C
 座席 ロングシート

コメント
炭鉱での職員輸送のために作られたという変わった経緯の持ち主。 機械式DC。車両のワンマン化はキハ600よりも先に行われました。 前面窓の1枚化も同時に行われています。
完全に予備車扱いで、一度も営業運転に入ったことがありません。





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