日高川駅跡 | |
(日高川駅跡周辺) |
日高川駅の駅舎は既に取り壊されていて跡形も無く、ホーム跡の黒ずんだ側壁が雑草の間に見えかくれしています。側線は撤去され、旅客列車が発着していた本線のレールだけが赤錆びて残っていました。レールは赤錆びながらもほとんど全線にわたって残っており、踏切のところだけアスファルトで埋められている状態です。 もともと輸送需要が極端に低く、列車も一日2往復のみでした。もともとは貨物輸送の拠点であり、王子製紙春日井工場向けのチップの発送に賑わっており、当時は駅構内も広くトラ90000が多数横たわていました。 なお、西御坊から日高川までの廃線はまだ、紀州鉄道が所有しています。日高川河口は国の重要港湾整備計画に組み込まれており、将来的に港湾設備が出来た時には復活することを期待しているようです。青森県八戸市の専用線鉄道の様になって欲しいものです。 |