としふみの祭に対する思い入れ




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 ぼくは、祭りが大好きで、小学校3年生の時から欠かさず祭に参加しています。そして、ぼくの人生は「祭」を抜きに語れません。というのは、祭に参加(当日だけでなく準備〜後片付けまでの約1ヶ月)したいがために大阪での仕事を辞め、御坊に住んでいます。また御坊祭は祭礼日が決まっているため平日になることもあるですが、その時のために「休みやすい仕事」を選んでいます。それも最低1週間は休むとなると「会社での出世」は無理でしょう。それでも「祭」を取ってきたのです。
前の会社の上司は「何で祭で休むの?」ということになりました。どうも普通の人には、理解できないらしいのが残念です。祭に仕事を休むのは御坊でなら当然なのですが。こんな時、上司が御坊や岸和田の人のような祭に理解があるひとが望ましいと強く思ってました。
 祭に思うこととして、地元(御坊)でいる時よりも、いない時の方が断然、祭のことが気になってました。高校を卒業後、京都・大阪と約10年都会に出ていたのですが、祭の日が近づくと体がソワソワしだし、祭当日は何があっても帰省しないと死んでしまうようような気になったものです。祭が終わってから都会に帰っても祭の太鼓・笛の音が脳裏に残っている状態がしばらく続きました。これは自分だけでなく、御坊を出た人にとって共通らしいです。また、祭に帰って来なくなると自然と故郷も遠くなるようです。
祭に参加すると、地区の人との繋がりがより親密になります。現代社会において、地域共同体社会(近所付き合い)が崩壊しつつある中で非常に重要なことだと思います。日頃はどうしても会社での人間関係が中心となりますが、祭では、様々な職業、全く違う年代の人と酒を飲めるのも楽しみの一つです。