ATOM学研究主題

 
児童生徒の実態として、 
   *与えられた課題には、興味関心を持って取り組むことができる。
   *自ら求めて課題を設定し、追求をしていく力が弱い。
   *校外生活では、地域の人の生き方や考え方に触れる機会が少ない。
   *学年が上がるにつれて自己を否定する傾向が強い。
    の4つが挙げられる。 又、保護者、地域の願いとして、
「意欲を持って学び、自分の生き方を追求し社会の変化に対応できる力を育て、さらに、社会生活をしていく上で必要な人間関係を作り、豊かな心を持ってたくましく生きる力を身に付けて欲しい。」
 等が、アンケートから得られた。 そのため、研究主題を次のように設定した。
ふるさとを愛する心を育み、自発的に学び考える力や社会の変化に対応できる力を培う。
  又、お互いの個性を認め合うためのコミュニケーション能力を高め、自己実現に向けて努力しようとする児童生徒を育てる。

目指す生徒像

 ふるさとの良さや様々な人の生き方を通して、自分の可能性や適性に気づき、自己実現に向けて自ら学び、考え、課題を追求していくことができる児童生徒。
 ATOM学を通じて、互いに認め合い、共に生きていくためのよりよい人間関係を作ることができる児童生徒。

研究内容

(1)研究仮説
 
  目指す児童生徒の姿を受けて、以下の3つの研究仮説を設定した。 
 様々な体験・交流活動・調べ学習をすることにより、
  @自分の可能性に気づき、ふるさとの良さを理解する心が育つであろう。
  A互いを理解し、個人として尊重できる人権感覚が育つであろう。
  B社会の変化に対応し、自分の生き方を考えたくましく生き抜いていく力
   が育つであろう。 
   と言う3つの仮説を設定した。
 
 (2)研究内容
  ATOM学では、1年から4年を前期とし、5年から9年を後期とし、そのうち、5・6・7年を移行期として考えた。
 
   前期の目標
・色々な人との出会いや触れ合いを通し、喜びを共有し相手の気持ちを大切にし、
 よりよい関係を広げ仲間作りを深める。
・疑問や気づきを大切にし、友達と協力しながら調べたり、学習したことを互い
 に交流したりすることで協力することの大切さや発表力を高める。
・体験活動や交流を通して、身近な人々、社会、自然に進んで親しもうとする。
・自分と社会や自然との関わりやその良さに気づき学習したことを生活に生かそ
 うとする。 
   後期の目標
・色々な考え方や生き方に触れ、互いの立場や個性を尊重し節度を持って接して
 いくためのスキルを高め、社会の中で共に生きていこうとする。
・自分で課題を設定し、体験的・実践的な学習を通して地域理解を深める。
・学習課程を効果的にまとめ、発表し合い、広い視野で見たり聞いたり考えたり
 できる。
・ATOM学を基に、自分の将来を見つめ、自己実現に向けて努力しようとする。 

(3)具体的内容
 
 (ア)生き方学習(ふるさと学習・ソーシャルスキル・夢進路学習・生活科) 
 「生き方学習を通して、自然・歴史・文化・伝統を学ぶことは、同時にそこに生きてきた人々の生き様や思いに触れることである。 人々が長年にわたり、守り、伝えてきたものは「ふるさと」の心でもある。できるだけ地域の人々と関わり、地域の人々の協力を得て、地域を学ぶ中で営々と培 われてきた知恵や心・願いを感じとらせたい。 また、広く外に向かった視点をもって再び「ふるさと大塔」を見つめた時、今まで気づかなかった疑問や課題が 見えてくるはずである。それらに目を向けることは、同時に自分自身の生き方を見つめることでもある。 未来を切り開いていくためには基礎的・基本的知識を 身に付け。確かな学力と判断力を培う必要がある。様々な学習や体験を通して、多彩な考え方や生き方に触れ、互いの立場や個性を尊重し、自分にふさわしい生 き方の実現に向けて努力できる力を育てたい。
 
 (イ)国際理解 
 子どもたちの視点が単に自分たちの暮らす大塔地域だけにとどまらず、「ふるさと大塔」から「ふるさと和歌山」、ひいては「ふるさと日本」へとつながり、さらには世界へと向かう大きな広がりのある取り組みを目指す。
 また、お互いの個性を認め合うためのコミュニケーション能力を高め、自己実現に向けて努力する児童生徒を育てたい。
 
 (ウ)IT学習    
 情報化社会において、情報手段が社会や生活に与える影響について理解し、情報モラルを守りながら積極的に活用していく態度を育成する。
 コンピュータの基本的な構成と機能を理解し、基本的なソフトウェアを利用して、情報の収集や加工、表現、発信ができるようにする。
 
 (エ)選択交流学習   
 選択学習を通して、児童生徒が自分の良さに気づき、それを個性として伸ばすと共に、自分で考え、判断し、問題を解決しようとする能力を育成する。5年生から7年生が共に選択学習を経験することで、小学校から中学校へのスムースな移行を図る。
 

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小中一貫教育研究
平成15〜17年度