研究主題

 ふるさとを愛する心をはぐくみ、明日の社会に主体的に力強く生きる大塔の子どもを育てる


主題設定理由

 本校は、平成5年の村内三中学校の統合による開校以来、『優れた校風、良き伝統の確立』を合い言葉に生徒・教師・家庭・地域が一丸となって新しい学校づくりを推進してきた。その結果、良好な人間関係の形成がなされ、落ち着いた教育環境が整えられている。しかし21世紀を迎え、社会の変化に対応する教育のあり方が問われている今日、生徒たちを取り巻く社会的・教育的環境も絶えず変化している。そしてその変化を見据え、それに対応しながら、同時に不易なものをも大切にする柔軟性やたくましさを備えた『生きる力』のある生徒を育成することが重要な教育課題だと考える。そのための学習課題として、ふるさと学習を基盤とした『生きる力』を育む学習活動の展開を設定した。
 子供たちは地域の中で生き、成長していく。そのふるさとの自然を見つめ、ふるさとの文化や伝統を学ぶことで、人々の工夫や努力、よりよく生きるために協力してきた営みを知り、自分の行動を見つめ直し、新たな成長へのめあてをもつことが出来ると思われる。
本校の生徒は明るく素直で、言われたことには真面目に取り組むことができる。しかし、自分に自信がもてず、自分で問題を見つけ、積極的に解決していくことが苦手である。また1学年1クラスという同じメンバーの人間関係の中で、自分や友人の位置付けを固定化してしまう傾向が見られる。このようなことから自分の良さに気付き自分自身の考えで物事を進めていくとともに、様々な活動を通してお互いを認め合い、お互いの良さを再発見し、支え合える関係を育てていく必要があると考えた。「ふるさと教育」では、生徒を取り巻く社会的環境・自然的環境・文化歴史的環境といった時間的・空間的広がりのすべてを対象とし、生徒自身が自己実現のエネルギー源となる「自己理解」「郷土認識」「自己自覚」を深化させていかねばならない。そのために「ふるさと大塔」の学習を核とし、特活、教科、総合的な学習の時間等において、ふるさとや郷土和歌山について考え、また「情報教育」の視点から学習したことの発信や受信を行い、視野の広い見地から課題解決や認識活動を行なわせることが必要である。このことで得られる満足感や成就感は、自分自身の生き方についての自覚や自信となり、自己実現へ一歩前進しつつ、さらに明るい未来社会の創造者になっていくものと確信する。
 また、この探求に必要なリテラシーのあり方を本校の生徒の実態から分析し、その定着を図るとともに、個を生かし個がさらに高まる学習活動の支援のあり方を研究し、本主題に取り組むものである。
「ふるさと教育」を通して、ふるさとを愛する心と誇りをもち、明日に向かってたくましく生きる力・希望・志のもてる大塔の生徒を育てたいと願ってやまないものである。

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ふるさと教育研究
平成13・14年度