◇◇◇山歩きの情報コーナー◇◇◇

■屋久島・縄文杉の情報

<はじめに>
縄文杉 屋久島は、佐多岬の南方60kmに日本で7番目に大きな島です。
周囲105km、総面積500ku、東西24km、南北24kmおよそ円に近い島を
なしています。
島の中央には九州の最高峰、宮之浦岳(1935m)がどっしりと構え、周囲には
永田岳、翁岳、安房岳、投石岳、黒味岳等1800m以上の山が重畳と重なり
合い、海からそそり立つ山々は、大自然の魅力を存分に満喫させてくれます。

<写真 世界遺産登録前の縄文杉(昔は根元まで入れました。)>

<気候>
海岸近くは黒潮の影響を受け亜熱帯気候、中間山岳地帯は温帯性雲帯林でうっ
そうとした樹林帯が広がり、1800mを超えると亜高山帯になり高山植物も見られ
ます。
平地の気温は、夏は平均気温30度を越え、冬はもっとも寒い時期でも11度とかな
り暖かいです。
しかし、冬季の山間部は豪雪となる事が多く一夜にして2mを超える事もあります。

<月別温度と降水量>
 月平均気温最高気温最低気温山岳月間 降水量
  3月 14.5 17.5 11.6  375mm
  4月 20.2 23.7 17.1  538mm
  5月 22.8 25.6 20.2  780mm
  6月 24.3 27.3 21.6 1024mm
  7月 27.0 30.8 23.6  675mm
  8月 28.0 32.2 24.2  877mm
  9月 26.4 29.6 23.6  730mm
 10月 23.3 26.0 20.6  745mm
 11月 18.7 21.6 15.6  469mm

※屋久島は、「1ヶ月35日雨が降る」とたとえられるほど世界的にもまれにみる多 雨の島です。
※山の上の温度は、ヤクスギランドで平地より−7度、縄文杉で−9度低いと考え て下さい。


<電話について>
山の中では携帯電話はつながりにくくなります。縄文杉のデッキでは通じます。
ヤクスギランドと荒川林道の分れに公衆電話があります。

<飲み水>
所々に湧き水がありますので補給はできます。

<トイレについて>
荒川登山口と大株歩道手前の2ヶ所に公衆トイレがあります。

<一般的なコース>
縄文杉・・・荒川登山口(6:00出発)〜トロッコ道〜小杉谷〜大株歩道〜ウィルソン株〜
      大王杉〜縄文杉(11:00/昼食休憩)〜帰路は同じコース〜荒川登山口(17:00頃着)
他にもう少し簡単に行ける白谷雲水峡やヤクスギランドに散策コースもあります。
また宮之浦岳や永田岳などをめぐる山岳コースもたくさんあります。

<屋久杉>
樹齢1000年以上の杉を屋久杉と言い、それ以下を小杉と言います。
年輪が緻密で樹脂が多く腐りにくく虫もつきにくいそうです。
現在は、伐採は禁止されています。
詳しくは、関連ウェーブの「世界遺産屋久島」をご覧下さい。

<持ち物>
NO  装 備      備 考
キャップ、ハット風に飛ばされない工夫を
グローブケガの防止と防寒用に、軍手は雨に濡れると使えない。
雨具セパレートタイプの物 防寒着のかわりにも使用出来ます。
シャツ汗をかくので速乾性の物
ズボン速乾性の物、綿製品はダメ(乾きが遅いため体温を奪います。
アンダーウェアー吸水・速乾性の肌着
サポーター膝・ふくらはぎ・足首用あれば翌日が疲れが違います。
登山靴運動靴はダメ、靴底がしっかりとした足首のカットの高い物
ソックス登山靴用の厚めの物。綿はダメ
10ザック20〜35リットル
11水筒すぐ飲めるようにザックから外に出して下さい。
ペットボトルを入れる保冷ケースを使用すると便利です。
12ストックストックは脚の負担を軽くします。2本ある方がバランスをとり易いです。
13非常食 
14地図とコンパス、ガイドマップ 
15行動食歩きながら食べれる高カロリーなもの
16タオル、バンダナいろいろと使い道があります。
17ヘッドライト8時間以上持つもの
18救急薬品セットバンドエイドや胃薬など
19ビニール袋ゴミいれ、濡れた着替え入れに
20ロールペーパー、ティッシュ水溶性のものを使用して下さい。
21あれば役に立つ物サングラス、ロングスパッツ、クツヒモ、ザックカバー、
日焼け止め、健康保険証のコピー
23その他の用品サバイバルシート、ツールキットなど

※他にもあると思いますが主要なものをピックアップして見ました。必要な物は各自で追加して下さい。

■屋久島の関連ウエーブ
「世界遺産屋久島」 屋久杉をはじめ屋久島に関する情報があります。
「屋久島野外活動総合センター」  登山を始めカヌーやMTBなどのツアーを行っています。
「屋久島観光協会」 交通や観光ポイントなどの情報があります。
「屋久島リアルウェーブ」 屋久島に関するのいろいろな情報があります。


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