■ノルディックウォーキングの効果について
2006年10月より12月までみなべ町ふれあいセンターにて4回講習会を
実施いたしました。
みなべ町のノルディックウォーキングの取り組みについては、現在問題に
なっているメタボリックシンドロームを防ぐにはと言うはっきりとした目的が
ありました。
講習会では講習の前後で体重、脂肪量、胴囲を計測し最終日にどの位変
化があるのかをすぐに分るように数値化していました。
そのデータをいただきましたので公開したいと思います。
※但し、初回講習会以降日頃ノルディックウォーキングを続けている方や通常のウォーキン
グをしている方、また運動の頻度等はバラツキがあります。
◆講習会の模様についてはこちらをご覧下さい。
<サンプル1>
個人の講習会後の身体変化
この方は、初回講習後より普段もノルディックウォーキングをされています。
●身体変化
講習日 | 10月12日 | 10月26日 | 11月9日 | 12月18日 |
体 重 (kg) | 57.5 | 56.1 | 57.5 | 56.2 |
脂肪量 (kg) | 22.1 | 21 | 21.9 | 21.3 |
筋肉量 (kg) | 33.5 | 33.2 | 33.6 | 33 |
骨 量 (kg) | 1.9 | 1.9 | 2 | 1.9 |
胴 囲 (cm) | 97.5 | 92 | 91 | 93 |
体脂肪率 (%) | 25.9 | 25.3 | 25.9 | 25.3 |
基礎代謝 | 1048 | 1034 | 1052 | 1031 |
講習日 | 10月12日 | 10月26日 | 11月9日 | 12月18日 |
1 | 104 | 103 | ||
2 | 102 | 95 | ||
3 | 101 | 90 | 90 | 93 |
4 | 97 | 92 | 91 | 93 |
5 | 96 | 89 | 93 | 92 |
6 | 95.5 | 92 | ||
7 | 95 | 87 | 88 | |
8 | 94 | 93 | ||
9 | 90 | 85 | 89 | |
10 | 87 | 86 | 75.5 | |
11 | 83 | 85 | 75 | |
12 | 80 | 85 | 75 | |
13 | 80 | 82 | 82 | 79 |
14 | 78 | 72 | 75.5 | 80 |
15 | 76 | 75 |
<メタボリックシンドロームてなに?>
食生活の偏りや運動不足など悪い生活習慣から内臓脂肪が増え、高血圧、高血糖、
高脂血症などを併せ持つようになった状態の事です。
放置しておくと動脈硬化が急激に進み、脳卒中や心臓病などを発症するので、今非
常に問題視されています。
※内臓脂肪と皮下脂肪
皮下脂肪は、おなかの回りにつく脂肪で指でつまむ事が出来ます。
逆に内臓脂肪は、おなかの中につく為、外から判りにくく自覚症状も少ない傾向
があります。
<メタボリックシンドロームの診断基準>
ウエスト(おへそ周り)周囲径: 男性85cm以上、女性90cm以上
かつ下の症状がある方
・高血圧:収縮期血圧130mmHg、拡張期血圧85mmHg
・血中脂質異常:中性脂肪値150mg/dl以上、HDLコレステロール値40mg/dl未満
・高血糖:空腹時血糖値110mg/dl以上
<どうすれば改善出来ますか?>
この内臓脂肪は、体につきやすい反面、運動や食生活の見直しで取れやすい特徴が
あります。
普段から体を動かす習慣をつけたりバランスの良い食生活を心がけましょう。
ノルディックウォーキングは、効率良く体全体を使うのでぴったりのスポーツだと思い
ます。
またポールを使うので膝や腰の負担も少なく、急激に負荷をかけませんので生活習
慣の中に取り入れていただけたら良いかと思います。