■ノルディックウォーキングとランニング
実は、一番最初にノルディックウォーキングの講習を受けた時にこれはランニングの
トレーニングに使えるなと感じました。
講習会の中でも講師の方がヨーロッパではランナーや自転車の選手などもトレーニ
ングの中で使っていますと言われていました。
ウォーキングポールを持つ事で全身の筋肉の90%の筋肉を使用するそうです。
特にランニングの場合上半身のフォームのブレない筋力が非常に大切だと思います。
ノルディックウォーキングを行っていて感じるのは足運びや姿勢、腰の動きなど
強化のトレーニングだけでなく動きや姿勢のトレーニングも行える事かと思います。
●ポールを持って歩く事で
・ポールを持って歩く事で胸を張った自然なフォームが出来る。
・ポールを押し出す事でけり足の推進力を補助し腰のグラインドが理解しやすい。
・走っていないのでゆっくりした動きの中で腰の入った腰高のフォームが出来る。
・ゆっくりした動きの中で着地から蹴りだしまで足の裏の動きが意識しやすい。
●ノルディックウォーキングを取り入れる事で
・腰や肩を柔軟に使うフォームを練習出来る。
・走る時によく使う腹筋・背筋回りを強化できるのでフォームがブレない。
・肩や背中の筋肉を強化出来るので腕振りが強く長く維持できる。
・お尻周りや太ももの筋肉の使い方がわかり易く強化ができる。
※特に緩やかな坂道を登ると非常にわかり易いです。
●ランニングにポールを利用すると
・より走る時に使う筋肉に刺激が入る。
・フォームつくりの高度なトレーニングが出来る。
・心拍数が通常より高くなるので心拍トレーニングに活用できる。
※ランニング練習の一部として取り入れると良いと思います。
●故障の時のストレス解消やリハリビに
・ポールが体を補助するので膝や腰の負担が少ない。
・上半身を有効にトレーニングできる。
※無理なトレーニングは止めて下さい。
他にもいろいろと利点があると思いますが感じたことを上げてみました。
またすべてをポールを持って行うのでなく練習の一部として取り入れていただくとより効率の良い
トレーニングが出来ると思います。
■ウォーキングポールを使ったランニング教室
2005年5月29日に行われたくちくまのノルディックウォーキング大会に長谷川先生(ランニング
マガジンクリールでランニング指導している方)が見えられましたので、特別にお願いしてランナー
向けに講習をしていただきました。
今回は急遽行った講習でしたので今後機会があればランナー向け講習会も開きたいと思います。
特にウォーキングポールを使う事でランニング中の体の浮遊感をつかむ事ができるそうです。
ウォーキングポールをランニングで使う場合は、通常位置より10〜20cmぐらい長くセッテ
ィングします。(ウォーキングと違い両足が地面から離れます。早くなるほど長くなります。)
ポールを使う事により、フォーム作り・筋力アップ・心肺機能アップと使い方によりいろいろな
トレーニングが可能です。
ただしポールを使ってすべて行う必要は無いそうです。(ポールを使って走ると心拍数が普通に
走った時より10〜20拍ぐらい増えますので負荷が高く成り過ぎるそうです。)
※長谷川 佳文先生の紹介
日本陸連公認上級ジョギングインストラクター。
東京走友会をはじめ、各地でランニングの指導を行っています。
◆長谷川 佳文先生のホームページです。
●ランニングマガジン「クリール」(ベースボール・マガジン社)6・7・8月号にノルディックウォ
ーキングポールを使ったランニングトレーニングの特集記事が掲載されています。
<内容>
ウォーキングポールを使ったランニングのフォームづくり。今月号より3回特集
詳しくは本をご覧下さい。
●第1回初心者編
<ベースボール・マガジン社 6月号表紙と記事より>
●第2回中級者編
<ベースボール・マガジン社 7月号表紙と記事より>
●第3回上級者編
<ベースボール・マガジン社 8月号表紙と記事より>
ベースボール・マガジン社ホームページ