月1回会員の皆さんに対しておしゃべりしている様なものがこの文章です。
タメになることは何も書いていないのが恐縮ですが、少しのあいだ耳を傾けてもらえれば、このうえない幸せです。


■2023年<目 次>
1月号 お休み 2月号 お休み 3月号 カナダミュージアム
4月号 三輪そうめん 5月号 お休み 6月号 シンボルツリー
7月号 昔の白浜 8月号 雲海 9月号 お休み
10月号 斑鳩の里 11月号 お休み 12月号 尾鷲わっぱ

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2023年 12月号   ●尾鷲わっぱ

曲げわっぱ 尾鷲に、ぬし熊と言う尾鷲わっぱの店と工房があります。

元々は、山で働く人の弁当箱など、生活用品の一部として作ら
れてきたのが、今では伝統工芸品として広く親しまれるように
なってきたようです。
NHKの尾鷲を紹介する特集番組を見て、本物を一度手に取っ
見たいと思い、立ち寄って来ました。
選りすぐった尾鷲ヒノキを使い、一つ一つ丁寧に曲げ、桜の木
の皮を使い縫い合わせ、何度も漆を摺り込んでいき45の工程
を経て、完成まで2カ月間かかると聞きました。
ヒノキの弁当箱ですが、軽量殺菌性に優れ一生物として使え
るそうです。ぬし熊のホームページを見ると、なんと一年待ち
と掲載されていました。

少々お高い弁当箱ですが、ますます欲しくなったので〇〇記念
日に買いたいと検討中です。


<写真 ぬし熊の曲げわっぱ(パンフレットより)>


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2023年 10月号   ●斑鳩の里

法隆寺 気分転換にと、ここ数年、奈良の神社仏閣を見て回ってます。

今回は、斑鳩の里を歩いて来ました。斑鳩と言えば聖徳太子
ゆかりの地で、何と言っても中国にも韓国にも残っていない
世界最古の木造建造物が有名な法隆寺です。
行く前に少しだけですが「法隆寺 世界最古の木造建築、日
本人はどのように建造物をつくってきたか?」を読み、実際
に見て満足な一日でした。
1300年もその姿を保ち続けている国宝指定建造物を中心
西院伽藍の金堂、五重塔、回廊、大講堂、そして大蔵院、
百済観音像 東院伽藍の夢堂を見学し、さらに斑鳩三塔の一つとして有名な法輪寺まで行って
来ました。
金堂の雲形組物やエンタシスの柱、卍崩しの高欄と人型割束など、ここでしか見
れない造りに、飛鳥時代の人々(大工さんや職人さん)の技術や知恵と知識に驚か
されるばかりでした。
また、これらの建造物には良質な1000年以上のヒノキが使われた事など、法
隆寺の魅力を再発見しました。
大宝蔵院に展示されている「百済観音像」は本物を見た瞬間、八頭身で綺麗やな
と思ったものでした。

<写真 法隆寺と百済観音像(パンフレットより)>


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2023年 8月号   ●雲海

ご来光 暑中お見舞い申し上げます。

7月22日、23日に、奈良県天川村の弥山・八経ヶ岳へ登っ
て来ました。
目的は、近畿一と言われるご来光雲海を見る為です。タイミ
ング良く前日に雨が降り、朝は晴れて風が無くバッチリ見る事
が出来ました。

近畿の最高峰八経ヶ岳は1915mあり、大峰山脈の北に位置
してる事で360°の展望があります。大峰山系の稲村ヶ岳、
雲海 大日山、山上ヶ岳、大普賢岳、行者還岳が一望出来ます。
雲海は、大台ヶ原の麓から沸き上がった層雲、その色と尾根を
越して行く様は幻想的で、ここでしか見れない景色に感動しま
した。

また、丁度その日は、山伏の方達が朴ソウ行に来ていて、大峯
奥駈道第五十一番靡では法螺の音が鳴り響き、よりいっそう雰
囲気をかもしだしていました。
それにしても雲が刻々と動いて行く自然現象、凄いですね・・。

<写真 八経ヶ岳から見るご来光と眼下を流れる雲海>


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2023年 7月号   ●昔の白浜

白浜 昔の白浜温泉は、風光明媚なハネムーンのメッカとして、宮崎県の日南
海岸や静岡県の熱海温泉とともに賑わいを見せていたと聞きます。

時代とともにリゾート地として有名となり、白良浜ではビーチスポーツ
等も盛んに行われるようになって来ました。
今年の5月21日には白浜では4年ぶりにトライアスロンの大会があり、
白良浜で水泳を行い、旧南有料道路で自転車を漕ぎ、ランで旧空港から
三段・円月島を通り白浜会館にゴールしました。

持っている写真集の中に、白良浜でサンドスキーをしている写真があり、
白浜 初めて見た時は「えっ・・・」と目を疑ったほどです。
写真には、昭和7年10月2日開設、100m、50m、45mの3コ
ースあり、スキーの賃貸料は、半日50銭、2時間30銭、子供1時間
5銭、2時間10銭と書かれていました。
他には、昭和33年12月よりロープウェイが約10年間開業していた
事や子供の頃に番所崎の動物園や三段にあったハマブランカの植物園に
行った事を懐かしく想いだしました。
古き良き白浜、いいですね・・・。


<写真 絵葉書で見る明治・大正・昭和初期の瀬戸・鉛山より>


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2023年 6月号   ●シンボルツリー

ヤマボウシ 3年前から庭の手入れを少しずつやり始め、ある一画に何を植えようか
と悩んでいたところ、以前よりヤマボウシの木が気になっていたので、
シンボルツリーとして「スカイウェルハル」と言う品種に決めました。

理由は、常緑樹樹形が良く、白い花が6月頃に咲き、素人向きのロー
メンテナンス
なところでした。
常緑樹のヤマボウシには意外に種類があり、「ホンコンエイシス月光」
「ヒマラヤ」「メラノトリカ」「アップライトガク」「ウインターレッ
ドペイジ」「イエローペイジ」「サマースカイツリー」「スカイウェル
ハル」などがありました。

花 群馬から取り寄せした植木の説明書には、植えて3年目に花が咲くと書
いていましたが、2年目のこの春に2つだけ花が咲き、来年の春が楽し
みです。

あと目隠しに、シラカシ2本、ソヨゴ1本、隙間にオオムラツツジ4本
を植え、この春にはシダレ梅を追加しました。
まだまだやりたい事の半分程しか出来ていないですが、ぼちぼちこつこ
つやって行く予定です。
スカイウェルハルは、パソコンで見るより可愛い花で10年後が楽しみ
です。

<写真 常緑ヤマボウシ「スカイウェルハル」と今年咲いた花>


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2023年 4月号   ●三輪そうめん

三輪そうめん 奈良県桜井市へ研修に行ったついでに、本場の「三輪そうめん」を
食べてきました。

三輪そうめんは、極寒期に小麦粉を練って手延べで細く伸ばして精
製した素麺で奈良県三輪の郷土料理です。
三輪地方は三輪山から流れ出る水が豊富にあり、小麦に適した土地
で、栽培が盛んに行われる様になりました。
その歴史は古く奈良時代にまで遡るといわれます。江戸時代になる
と伊勢参りが盛んになり、宿場町として栄えた三輪地方では、宿泊
客に三輪そうめんがされるとその美味しさが評判となり、全国各地
に製法が伝わったと言われています。
三諸杉 中でも、作り立てより1年も2年も寝かせた物が高級品で美味しい
とされています。

今回、温かいほっこりした味の「にゅうめん」とゆばごはんを味わ
い、自宅に帰ってからはその余韻にひたりながら、ご褒美に買った
生原酒「三諸杉(みもろすぎ)」を頂き、大満足な一日でした。
その味は、甘口ながら切れ味よく、口の中でサワーの様に広がる感
じは初めての味わいで、流石、日本酒発祥の地かと一人納得したも
のでした。

<写真 「三輪山本」のにゅうめんと生原酒「三諸杉(みもろすぎ)」>


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2023年 3月号   ●カナダミュージアム

カナダミュージアム 美浜町の西山に登った帰り、三尾にある「カナダミュージアム」に寄っ
て来ました。

アメリカ村として有名な三尾地区は、カナダへ多くの移民を送り出した
地域で、集落に建つ野田邸(西洋風家屋・昭和8年頃)は、2018年に
美浜町の地方創生事業により、リノベーションされました。
ミュージアムでは三尾村出身で移民の先駆者、工野儀兵衛(くのぎへえ)
34歳が、明治21年にカナダに渡った歴史や生活の様子などを展示
ています。
カナダミュージアム 男は鮭漁に従事し、女性は鮭の缶詰工場で働き、現地での信頼を勝ち得
ていったとされます。当時の事、裸一貫で勇敢に海を渡った人々は、相
当の苦労をしたのではないかと想像はつきます。
その移住した人々が帰国後にカナダでの暮らしや文化を三尾に根付かせ
た事から、アメリカ村と言われるようになったそうです。

貴重な館へ、是非立ち寄ってみて下さい。内部は和洋折衷様式で一室が
カフェになっています。


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