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コゴメガヤツリ
Cyperus iria
カヤツリグサと、よく混同されているようです。まあ、やむを得んわなあ、という気もします。
ごく普通にそこらにありますし、水田等には、むしろこっちの方が多いかも。
2004年7月29日に白浜町のとある放棄水田で採集しました。一面に草が生えていますが、上に出ているのは
大部分がコゴメガヤツリの穂です。
間にはヒデリコなどが交じっていました。
引っこ抜いて並べたものです。見掛けよりは大柄なものですね。根は貧弱な髭根だけ。根出葉は少し出ています。根元の
鞘ははっきりしていませんし、きれいな色も見えませんでした。
穂の下に出る包がよく発達することは、カヤツリグサと同じです。
穂の構造等はカヤツリグサとほぼ同様です。違うのは、穂の枝分かれの角度が小さく、やや寄り添うようになって、全体としては
房状に見えることです。カヤツリグサの花が線香花火の牡丹だとすれば、コゴメガヤツリは柳の姿かも。どっちにしても、
逆様の方向ですが。
それと、カヤツリグサでは気が付かなかったんですが、穂をつける軸の付け根に、きれいな赤い色の鞘らしいものがよく見えました。
小穂一つひとつを見てみます。やはり小穂の形もカヤツリグサに似ています。もちろん違う点も。
軸から小穂が出るときも、枝分かれの場合と同じように小さい角度で、軸にそって出ています。だから、カヤツリグサの穂は
ブラシのようになるけど、コゴメガヤツリのそれは幅が狭くなります。
鱗片の先がとがらないのも特徴のようですね。小米の名前は多分ここからかと?
果実もしっかり見えましたが、カヤツリグサよりやや丸っこいかな、という印象でした。
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