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イトスゲ
Carex pisiformis subsp. felnaldiana
いわゆるホンモンジスゲ類の一つで、やたら葉が細いのが特徴です。葉が細い、というだけで見分けてよいのかはちょっと
心配ですが、少なくともこの近辺では、見分けに困ることはなさそう。
それほどあちこち生えてるところがあるわけではなさそうです。採集したのは、高野山から北川に下った林道沿い。道路わきの
斜面に密生していました。
ちょっと日当たりの良い、岩の上に密生、といった感じで、あちこちほぼ一面に生えています。一見したところ、道路わきの
吹き付けかと思われるような感じです。葉も細ければ穂も細く、柔らかな感じがなかなか良いです。
引っこ抜いて根元を洗い、並べたところです。よくまとまった株になり、匍匐茎も伸ばすのが見えます。かなり細いのが
結構遠くまで行くようです。
根元の鞘は、細くて分かりにくいですが、赤みが強いです。
小穂の下の鞘には、一応小さいながら葉が着いています。鞘はまずまず長いのがあります。鞘の中には長い柄が。
雄花の部分です。
果胞と果実です。果胞は楕円形、觜は短くて、小さいながら2歯がありそう。全体に丸っこい印象です。
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