◆中原(なかはら)

※ この地図は、参謀本部陸地測量部発行の1/50,000地形図「與那原」(大正11.2)を使用したものである
所在:宜野湾市中原 地形図:沖縄市南部/沖縄市南部
形態:道沿いに家屋が並ぶ
離村の背景:米軍による接収
標高:6、70m
訪問:2010年12月
市の北部にある。現在は大字の全域が米軍の軍用地で、普天間(ふてんま)飛行場内。
「角川」によると、大字中原はもと神山(かみやま)・喜友名(きゆな)各大字の一部。昭和22年大字として分離。明治期に首里の士族が普天間街道沿いに居住し、農業を営んだのが集落の起源。集落は普天間宮への参道に沿って立地。戦前はサトウキビ・サツマイモなどを栽培。沖縄戦後、全域が米軍に接収。住民は上原(うえはら)・赤道(あかみち)などに移住した。
軍用地内のため、現地は確認できず。
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