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◆万久郎(まんくろう)



※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「大根占」(昭和29.10)を使用したものである

在:肝付町岸良(きしら)
地形図:半ヶ石/大根占
異表記:万黒
アクセント:マンクロー
形態:山中に家屋が散らばる
離村の背景:産業の衰退?

標高:約400m
訪問:2011年12

 

 大字岸良の西北部、久保田川左岸の山中にある。
 町誌によると、この近辺は大正中頃から昭和初めまで製炭や伐採で賑わい人の出入りが多かったという。以下は万久郎付近の山林開発の様子(記述があるもののみ)。

 明治15  日笠山氏が甑島から岸良の野呂留(万久郎と姫門(ひめかど)の間)に入植。製炭を開始
 明治33頃  永吉氏が株式会社を設立。万久郎・岸良・六郎館(ろくろうかん)(※1)を中心に製炭業や建築用材の伐り出し等の事業を行う
 大正7  金丸(かねまる)(※2)が製炭事業や枕木の生産のため万久郎に入山。昭和5年まで

※1 大字岸良の中西部。六郎館岳がある
※2 元鹿児島県知事・金丸三郎(―・さぶろう)氏の父

 現在は集落付近を万久郎林道が開通。古い地図を頼りに林道脇の山林を何箇所か探索してみたが、往時の生活を窺わせるものはほとんど見られなかった。町誌に記載されている「金丸勘場」(金丸屋敷跡。写真2)とその近くにある大山神(写真5)は、林道脇に標柱があったため確認できた。

 


写真1 県有林・万久郎団地

写真2 「金丸屋敷跡」にて

写真3 同。遺構

写真4 同。炭焼き窯跡?

写真5 大山神。「大正」の文字が読み取れる

 

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