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◆倍又(ばいまた/ボーマタ)



※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「赤木名」(昭和28.12)を使用したものである

所在:龍郷町戸口(とぐち)字倍又
地形図:名瀬東部/名瀬東部
異表記:倍俣(旧版地形図)・倍亦(「角川」小字)
アクセント:バイマタ・ボーマタ
形態:山中に家屋が散在する
標高:約200m
訪問:2010年1月

 

 戸口川と、旧名瀬市の田雲(たぐも)川に挟まれた山中にある。
 旧名瀬市の田平(たびら)集落の方(94歳)の話では、明治期に25軒くらいで、80年くらい前には最後の1軒があったそう。転出先は戸口が多い。天保のころに最も栄えたと聞いている。サトウキビの栽培が主な生業で、古くは薩摩藩の島津氏にその多くが供出された。炭焼きもしていた。
 なお現在はトケイソウ(パッションフルーツ)を主に栽培している農家が1軒。この方に話を伺うと、出身は名瀬で20年くらい前に土地を購入。通いで畑を手入れしていたが、最近になって移り住んできたという。倍又にゆかりがあるというわけではない。
 最近の地図では緩い谷間に畑の記号が見られるだけだが、家屋や倉庫があり、鋪装された農道も通っている。農地跡のような平坦地も多い。

 


写真1 農道の看板

写真2 標柱。「字倍又」とある

写真3 小屋

写真4 小屋

写真5 農地跡

 

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