◆本城(もとじょう)
※ この地図は、大日本帝国陸地測量部発行の1/50,000地形図「宮崎」(明治27.12)を使用したものである
所在:宮崎市古城町(ふるじょうちょう) 地形図:田野/宮崎 異表記:元城(旧版地形図) 形態:山中に家屋が集まる 標高:約90m 訪問:2024年1月
古城町の西部にある。持田集落の北西、時雨集落の北東にある小さな山の付近。 現在は集落跡に東九州自動車道が貫通し、一部の土地は失われている。現地では屋敷跡の特定には至らなかったが、路傍では何かの「紀念碑」(写真1)、少し登った場所で墓地や石造物群が見られた。碑には世話人として粂田氏2名・長友氏?・池田氏の名が記されているが、当地の関係者だろうか。 資料『日本城郭全集』によると、ここの山頂(125m)には本(もと)城と呼ばれる山城があったとのこと。中世のものであるが、築造の年月も城主も不明との由。 「角川」の小字一覧では、古城町に「本城」が見られる(「モトジョー」のルビ)。