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◆茶臼岳(ちゃうすだけ)



※ この地図は、国土地理院発行の1/50,000地形図「須木」(昭和44.14)を使用したものである

所在:国富町八代南俣(やつしろみなまた)(あるいは深年(ふかどし)?)
地形図:掃部岳/須木 大森岳/須木
形態:川沿いに家屋や施設が集まる
標高:約310m
訪問:2024年1月

 

 大字八代南俣の北西部、深年川上流にある。綾営林署茶臼岳事業所に伴う林業集落。
 集落へは茶臼岳林道が通じているが、起点より3.7qほどの場所でゲートが設けられ、以降は徒歩に依った。起点からおよそ7.6qほどで、まとまった数の建物の跡地に到達。山側に向かって幅の広い階段が通じているが、この上の平坦部が学校跡だろうか(写真8)。
 その上流で煙突状の遺構(写真14)が残る建物群跡、その対岸でも建物群の跡地が確認できた。
 なお当地にあった学校は、深年小学校茶臼岳分校および八代中学校茶臼岳分校。HEYANEKO氏によると、小学校分校は大正11年開校、昭和40年閉校。また八代中学校のウェブサイトによると、中学校分校は昭和22年7月13日開校、同40年3月24日閉校。

 資料『綾郷土史』によると、森林軌道の茶臼岳線(現在の林道の道筋)は、明治44年敷設開始、昭和3年完成とのこと。延長およそ23.6qで、北俣の貯木場に通じていた。昭和16年終点より作業地の移転により6.3mが廃止され、昭和35年自動車道の開設により全線廃止された。
 「茶臼岳小中学校分校は事業所が移転する昭和38年まで続いた」とあるが、閉校については先述のとおりと思われる。

 


(写真1 茶臼岳林道起点)

(写真2 林道沿いの山の神)

(写真3 茶臼岳第一号橋。奥はゲート)

(写真4 林道沿いの山神)

(写真5 林道沿いの山神)

写真6 建物跡

写真7 写真5付近の遺構

写真8 学校跡?の階段

写真9 学校跡?の遺構


写真10 写真8付近の遺構


写真11 住宅跡の遺構

写真12 林道沿いの建物跡

写真13 写真11にて

写真14 煙突?

写真15 川への降り口

写真16 建物群跡(以下左岸)

写真17 遺構

写真18 建物跡

写真19 建物跡。階段が残る

写真20 壜

写真21 遺構

写真22 建物群から上流へ向かう道

写真23 建物跡

写真24 遺構

写真25 陶片

写真26 何かの遺構

写真27 階段

写真28 建物跡

 

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