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◆傾山(かたむきやま)

所在:佐伯市宇目木浦内(うめきうらうち)
地形図:見立/三田井 木浦鉱山/熊田
形態:谷沿いに家屋が集まる
標高:約520〜570m
訪問:2023年11月

 

 大字木浦内の西部、傾川上流(べにがら谷)にある。延岡営林署の傾山事業所があった林業集落。

 訪問は大分・宮崎県境の杉ヶ越より。地形図上では尾根伝いに当地まで破線の道が通じているが、明瞭な道の形跡はない。ただし下草のない疎林であるため歩きやすく、また登山ルートとして時おり使われていることが窺える。
 現地ではいくらかの宅地跡や施設跡が見られ、上流側では学校跡と雛壇状の屋敷跡を確認。地形図上で実線で記されている道は車道ではなく森林軌道の跡。これを伝いしばらく下流に向かって歩いたが、顕著な遺構は見られず2箇所目のトンネルの辺りで引き返した。なお軌道跡では崩壊や灌木の侵蝕など荒廃が進み、下流側から軌道跡を伝い到達することはかなり難儀することが予想される。

 町誌によると、昭和30年27戸79人。当地にあった学校は木浦小学校傾山分校で、昭和25年7月開校、同40年3月閉校。斫伐事業が行われたのも、概ねこの期間であったか。

 


写真1 住宅物跡(以下、集落到達地点より下流へ)

写真2 写真1にて。竈

写真3 軌道跡(地形図上の実線部分)

写真4 建物跡

写真5 写真4にて。右は軌道の枕木

写真6 同。軌道の橋の跡

写真7 軌道跡と住宅跡の石垣

写真8 住宅跡

写真9 住宅跡

写真10 住宅跡

写真11 軌道の橋の跡

写真12 住宅跡

写真13 炭焼き窯跡

写真14 隧道(軌道跡)

写真15 軌道跡

写真16 隧道(軌道跡)

写真17 軌道跡の橋の跡

写真18 住宅跡(以下、集落到達地点より上流へ)

写真19 谷(手前)と住宅群跡(奥)。右の構造物は橋脚

写真20 学校跡の一部

写真21 同

写真22 学校跡の碑。上部に「傾山分校跡之碑」と見える

写真23 学校跡の一部?(写真22との位置関係失念)

写真24 同

写真25 刻まれた日付(年月は学校廃止時と同じだが、写真22との位置関係失念)

写真26 琺瑯看板

写真27 住宅群跡の石垣と階段

写真28 住宅跡

写真29 住宅跡

写真30 住宅跡

写真31 住宅群内の道と石垣


写真32 住宅跡


写真33 写真32にて


写真34 住宅跡(以下写真19以降とは別の住宅群跡)


写真35 竈

写真36 住宅跡

写真37 住宅跡

 

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