◆勝坂(かつさか)
※ この地図は、内務省地理調査所発行の1/50,000地形図「八方嶽」(昭和22.4)を使用したものである
所在:日田市中津江村栃野(なかつえむらとちの)
地形図:鯛生/八方ヶ岳
形態:山中に家屋が集まる
標高:約420m
訪問:2023年11月
大字栃野の北東部、祝川(いわいがわ)谷(津江(つえ)川支流)左岸側の山中にある。
現地では何かの小堂、墓地(小野氏)、2箇所の建物跡を確認した。建物跡のうち1箇所は最近の地形図に記されている神社の位置と思われるが(写真6)、作業道の開鑿により元の土地の一部が失われているためかそれらしい雰囲気は残っていない。
なお県道と当地に至る車道との分岐付近に1軒の家屋(もと商店?)があるが、当地にも関係するものだろうか。
聞き取りによると、分かるものでは3軒。無住となったのは付近にある下筌(しもうけ)ダム完成より後であるとのこと。神社については名称は分からないが、加藤清正公を祭神としていたという。
読みは同館での聞き取りより。ただし村誌の小字一覧表では「カツザカ」のルビ。
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