◆平(たいら?)
※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「砥用」(昭和22.9)を使用したものである
所在:美里町川越(かわごし)
地形図:畝野/砥用
形態:山中に家屋が少数集まる 標高:約410m
訪問:2014年8月
大字川越の北西部にある。御船町との境界となる稜線にもほど近い。
地元の方の話では、分かる範囲で赤星(あかほし)家2軒、福原(ふくはら)家1軒の計3軒。離村は4、50年前くらいかとのこと。神事を行う巫女も暮らしていたという。主な生業は山仕事や農業(水田)。地元の言葉で「ジャアラ」とのことだが、公式の呼称は分からず。
地図上では貫平集落の北の尾根および北東の尾根脇からの道があるようだが、その中間にある尾根筋より見当をつけて訪問。明瞭な道ではないが、傾斜も緩く草木も疎らで歩きやすい。現地ではやや広めの水田跡と、墓地、屋敷跡1箇所を確認。屋敷跡の脇は神社の跡か。墓地は放置され荒れているものの、大正・明治・寛政・享和といった年号や、赤星氏の名が確認できた。
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