◆宇土谷(うとだに)

※ この地図は、内務省地理調査所発行の1/50,000地形図「森」(昭和22.6)を使用したものである
所在:小国町西里(しもじょう)
地形図:杖立/森
異読み:うどだに(参考資料)
形態:谷沿いに家屋が少数集まる
標高:約560m
訪問:2023年11月
大字西里の北西部、宇土谷川(杖立(つえたて)川三次支流)沿いにある。
最近の地形図では2箇所の建物と神社が記されているものの、荒廃のため明瞭な屋敷跡は確認できず。また道路沿いには墓(武石家および戦歿の湯木氏)が見られる。なお神社は記載位置が異なり、道よりも山側にある。鳥居の扁額には「宇土谷稲荷大明神」とあり、最近で平成28年に関係者が訪れたことが窺える。
左岸には支流との合流部に畑の記号も見られるが、荒地の中の開けた空間は何かの建物の跡であるよう。なお本流の水田も含め、現在耕作は行われていない。 読みは下流の車道(通称ファームロードわいた)に架かる橋梁および集落内の橋梁の銘板より(いずれも宇土谷橋)。また「角川」の小字一覧でもルビは「ウトダニ」となっている。なお資料『阿蘇の地名』において下城村の「宇土谷」は、「うどだに」となっている。
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