◆嶽(だけ)

※ 明色部
※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「頭地」(昭和22.9)を加工し使用したものである
所在:八代市泉町久連子(いずみまちくれこ)
地形図:椎原/頭地
形態:山中に家屋が集まる 標高:約880m(久連子集落は約580m)
訪問:2014年8月
大字久連子の西部にある。村誌(平成17年発行)では旧字体で記されており、表記はこれに倣った。
同書の資料編、文化財の節には「嶽の屋敷跡」が紹介され、「平家の落人たちが住んだという屋敷跡で、殿屋敷・寺屋敷・神官屋敷・医者屋敷・鍛冶屋敷などがあります」と述べられている。
集落へは車道(地形図には記載なし)が通じており、車輛での訪問が可能。「茶臼山 岳 登山口」の案内が目印となる。2戸の家屋が残り、うち1戸は畑が残され時おり往来があるよう。なお村誌の閲覧は訪問の事後であったが、先述の屋敷跡群には標柱が立てられていたためすべて確認できた(写真4-8)。紹介されたもの以外にも「角右衛門屋敷跡」がある。上方の家屋のそばには稲荷大明神(写真9)、さらにその上手には別の社殿(写真10)もある。
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