◆糸原(いとばる?)
(北糸原)

※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「砥用」(昭和22.9)を使用したものである
所在:美里町坂本(さかもと)
地形図:柿迫/砥用
形態:山中に家屋が散在する 標高:約470m(現存家屋)
訪問:2014年8月
大字坂本の南部、釈迦院(しゃかいん)川左岸支流沿いにある。「北糸原」の表記は、泉村【現・八代市】柿迫(かきざこ)にある糸原(いとばる)集落と区別して用いたものだろう。
町誌では過疎化が進行する集落として「坂本区の糸原(昔は七軒であったが現在では一軒)」とある(昭和52年刊行)。
現地には管理家屋が1軒あり、先述の最後の1軒と思われる(地形図には記載がない)。植林された斜面には古い道と段々の農地跡が見られるが、屋敷跡は確認できず。またやや北側に離れた場所に小屋が建つ平坦地(写真4)があるが、屋敷跡だろうか。
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