◆西宇土(にしうど)
※ この地図は、内務省地理調査所発行の1/50,000地形図「武雄」(昭和21.4)を使用したものである
所在:唐津市厳木町広瀬(きゅうらぎまちひろせ)
地形図:多久/武雄 相知/浜崎
異表記:西の宇土
形態:谷沿いに家屋が集まる
標高:約180m〜(水面は約190m)
訪問:2014年11月
大字広瀬の東部にある。現在は厳木ダムの湛水に伴い水没。
町史によると、ダム建設に伴い昭和56年3月に多久市の小侍(こさむらい)に集団移転したとのこと。以前は6戸。集落にあった山神社や、庚申塔等の石造物も共に移転した。
地図画像のうち標高の低いほうが住宅と思われ、こちらは水没。高いほうには大型の建物が記されているが、何かの施設があったのだろうか。最近の地図では「果樹園」の記号となっているが、これも植林地になって久しいよう。県道沿いの施設は、発電所の取水施設。周囲には遊歩道が設けられ、様々な種の梅が植えられた梅林園になっている。
地名の読みは県道の西宇土橋より。
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