◆戸谷(とや)
※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「後藤寺」(昭和23.8)を使用したものである
所在:添田町中元寺(ちゅうげんじ)
地形図:筑前山田/田川
形態:谷沿いに家屋が少数集まる? 標高:約500m
訪問:2014年11月
大字中元寺の南西部で、中元寺川左岸支流の上流部。集落南西には戸谷ヶ岳(701.9m)がある。
訪問は中元寺川沿いの大薮集落より。地図上の破線の道は、途中で造林地の獣害防止ネットにより分断される。しかしこれに沿って登ると林業用の作業道(車道)に合流し、現地まで到達することができた。現地は緩い谷に沿って段々の農地跡が広がるが、建物の類は皆無。山林内の道沿いでは風呂釜(写真6)や磁器が見られたが、屋敷跡か。また集落内の尾根上では、社があったような基礎と「田神」「猿彦大」とある石塔(明治期のもの)がある(写真8)。帰路は作業道を利用したが、これは大薮集落に通じていた。
なお2000年代の航空写真では当地は植林に覆われており、最近になって伐採が行われたことが窺える。
|