◆稚児忘(ちごわすれ)
※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「甘木」(昭和23.6)を使用したものである
所在:朝倉市千手(せんず) 地形図:甘木/甘木 形態:谷沿いに家屋が少数集まる標高:約200m 訪問:2014年11月
大字千手の北部、甘水川(小石原(こいしわら)川支流)左岸沿いにある。 地元の方および土地の所有者の話では、分かるもので桜場(さくらば)家が2軒(分家・本家の関係ではない)。水田を耕作する傍ら、山林の管理も行って暮らしていたという。離村は5、60年前で、離村まで電気はなかったという。また右岸の岩村神社(写真1。大字甘水の所属)は、特に集落の氏神ではないとのこと。 現在下流側の屋敷跡付近は簡素な小屋が建ち、時おり所有者が余暇を過ごしている。また上流側の屋敷跡は植林地で、シイタケの栽培が行われている。