◆狩津(かりつ)
※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「土佐中村」(昭和29.7)を使用したものである
所在:土佐清水市布(ぬの) 地形図:大名鹿/土佐中村 形態:河口付近の一軒家? 標高:数m訪問:2016年1月
大字布(ぬの)の南部にある。 先の地図画像で建物が記されている場所は荒地となっており、また後年に整地されたようで往時の雰囲気は残っていない(※)。ただしこのすぐ上流には農地が残され、現在でも耕作が行われている。神社の記号付近でも、瓦や基礎らしいものが確認できた(写真4)。左岸を少し登ると廃屋があり、さらにここから北東方向には柑橘畑が広がる。しかしこれらは後年になって作られたものと思われる。 なお狩津海岸は足摺宇和海国立公園内に属し、景勝地のひとつであるよう。
※ なお昭和41年までの航空写真では農地(水田か)が確認でき、同50年のものでは既に耕作が放棄されていることが窺える。昭和22年・39年・41年、いずれでもこの位置に家屋のようなものは見られない
写真1 建物跡付近