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◆小黒川(おぐろかわ



※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「久万」(昭和23.6)を使用したものである

在:久万高原町柳井川(やないがわ)/西谷(にしだに)
地形図:笠取山/久万
形態:川沿いから斜面にかけて家屋が散在する
標高:約540〜870m
訪問:2016年1月

 

 大字柳井川の南西部、小黒川(黒川支流)(※)の左岸斜面にある。
 県史によると、明治22年の土地台帳では11戸、昭和25年11戸、昭和45年6戸16人。昭和55年に最後の世帯が離村し無住となった。最盛期はミツマタの栽培が盛んであった大正時代で、出作者も含め25戸ほどがあったとのこと。黒川に吊り橋が架設されたのは大正12年で、それまでは峡谷に丸太の橋が架かっていた。
 また村誌によると、明治期に松木尋常高等小学校(後の柳井川小学校。既に廃校)の分教場があったが、これは大正12年に廃止。
 訪問は林道向山線より。林道沿いからでは一見して宅地や農地は見られず、集落然とした雰囲気は感じられない。集落北側に車を停め、まず下部を北から南に縦断。続いて上部を南から北へ縦断した。確認できた宅地は10箇所ほど。集落内には徒歩道が通じているので、これに従うと大方の宅地にたどり着くことができる。集落中西部の尾根上には墓地があり、平野氏・吉岡氏(戦歿者)の名が確認できた。
 宅地はかなり広い範囲に亘って散在しており、南北におよそ600m、東西に500m(直線距離)、標高差は330mにも及ぶ。南側の一部は大字西谷。

※ 小黒川橋の銘板では「小黒谷川」

 


写真1 林道の小黒川橋

写真2 屋敷跡(以下林道より下。訪問順)

写真3 屋敷跡

写真4 写真3にて。電柱札

写真5 集落内の横道

写真6 屋敷跡

写真7 橋の跡

写真8 屋敷跡

写真9 屋敷跡

写真10 屋敷跡。作業道が通過(以下林道より上)(大字西谷地内)

写真11 屋敷跡? 作業道が通過(大字西谷地内)

写真12 屋敷跡(大字西谷地内)

写真13 屋敷跡

写真14 屋敷跡

写真15 屋敷跡

写真16 墓地

 

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