◆閏谷(うるうだに)

※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「松山北部」(昭和22.8)を使用したものである
所在:松山市横谷(よこだに)
地形図:伊予北条/松山北部
アクセント:ウルウダニ
形態:谷沿いに家屋が集まる
標高:約410m
訪問:2017年12月
大字横谷の中部、河野(こうの)川の上流部にある。横谷の本集落から2q弱上流。 県史によると、明治初期13戸(『風早郡地誌』)、明治30年頃11戸(すべて河辺家)、大正3年5戸。戦時中には面河村【現・久万高原町】や川上村【現・東温市】から山畑で雑穀や三椏を耕作する者が3戸ほど転入。戦後は河辺家4戸であったが、昭和29年までに3戸が転出。刊行時(昭和59年)でも1戸が残存していたが、農地はすべて植林地となり耕作は既に行われていなかったよう。
集落は県道178号線から少し入った場所で、車輌での訪問も容易。現地では右岸に廃屋が1軒と何かの跡見られた。左岸には集落の墓地があり、確認できるものは川邊姓。ほか神社の跡や倒潰した小屋が見られた。この小屋は最近の地図でも記されているが、先述の廃屋は記載がない。
読みは聞き取りより。かつては10軒くらい。
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