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◆稲塚(いなづか)



※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「高松」(昭和22.3)を使用したものである

所在:土庄町豊島唐櫃(てしまからと)
地形図:豊島/高松
形態:海沿いの斜面に家屋が集まる
標高:10m前後
訪問:2021年11月

 

 豊島(てしま:島の名)の大字唐櫃の南部海岸沿いにある。
 島内から現地へ行くにはオリーブ農園の敷地内を通過することとなり、関係者の方に集落への取り付きまで案内していただいた。
 農園関係者(島内の歴史・民俗に造詣が深い)の話では、もと3軒。離村後の集落跡には養豚場が設けられ、大手食品加工メーカーに出荷されていたという。農園入口の路傍にある稲荷の祠は、もと稲塚にあったもの(写真14)。
 また別に紹介された島に詳しい方の話では、分かるもので2軒(もと3軒)。田畑があったが、終戦後には既に無住となっていたという。少なくとも1軒はイナヅカ姓。養豚は昭和50年代後期まで行われていた。
 現地では複数の豚舎とその付属施設が残されていたが、集落に関するものは井戸や古い石積み、溜め池が見られた程度であった。なお県道から農園内を通り、56mの標高点を経由する道が、かつて養豚の関係車輛が往来していた道路。2tクラスのトラックが通っていたという。

 


写真1 集落への道(直進。農地の一部になっている)

写真2 豚舎

写真3 豚舎にて

写真4 釜。往時の人家の浴槽か

写真5 円筒状の遺構

写真6 車庫

写真7 井戸

写真8 豚舎?

写真9 豚舎?

写真10 溜め池

写真11 溜め池

写真12 浜付近の石垣


写真13 浜からの風景。左手前は小豊島(おでしま)、奥は小豆島(しょうどしま)


(写真14 移転した稲荷の祠)

 

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