※志度町・津田町ページ共通
◆上野(うえの/ウエンノ)
所在:さぬき市小田(おだ)/さぬき市鴨部(かべ)/さぬき市津田町津田(つだちょうつだ)
大字小田の南部、大字鴨部の北東部、大字津田の北西部に亘る開拓集落。耕地は北山の頂上一帯(通称「上野山」)に広がっていた。 終戦直後、引揚者の就労と食糧増産が緊急の課題であった。昭和21年、鴨部の松岡福太郎氏が鴨部・小田・津田の3町村の共同事業として当地の開拓の許可を得た なお志度町史では「上野開拓地」、津田町史では「上野山開墾」の見出しとなっている。また戦後の開拓以前、明治初年に津田より移住した細川氏が、狩猟をしながら農地を3反ほど開墾、大正10年まで3代に亘り生活していたとのこと。 現地は開拓農地も含め、全域が讃岐カントリークラブの敷地内となっている。昭和39年の航空写真では、現在のクラブハウスの裏手にあるトマトの農業用ハウス(写真2)の辺りから東側にかけていくらかの家屋が集まっている(津田地内)。これらは後年まで残った家々だろう。また1番ホールと2番ホールの間の車道のカーブ付近には、大型の建物とそれに伴う空地のようなものが見える。 HEYANEKO氏の調査から鑑み、これは学校である可能性が高い(志度地内)。 |
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![]() 写真1 クラブハウス |
![]() 写真2 農業用ハウス |
![]() 写真3 池 |
![]() 写真4 ホール |
![]() 写真5 ホール |
![]() 写真6 井戸? |
![]() 写真7 学校跡付近? |
![]() (写真8 上野川) |