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◆樋山地(ひやまじ)



※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「川島」(昭和26.7)を使用したものである

所在:吉野川市鴨島町樋山地(かもじまちょう―)
地形図:川島/川島
形態:山中に家屋が集まる
標高:約300〜400m
訪問:2011年11月

 

 町の南部、飯尾(いいお)川上流部にある
 伺った話では1軒とのことだったが既に居住者はなく、無住になったのは比較的最近のよう。現在も数軒の家屋が残っており、時おり人の出入りもあるよう。神社は石鎚(いしづち)神社(※1)(写真7)で、集落上方に所在。神社には奥の院があり、「行場」として利用されていたという。院の下に垂れ下がっているという「お鎖」も、行の一環としての意味合いがあるのだろう。
 なお集落内には河野氏(集落開祖か)の碑(写真8)があり、以下に全文を記す。


人皇第七代孝霊天皇末葉元伊豫國城主從五位上越智 河野伊豆守萬五郎通吉(※2)大通院殿前豆大守天叟長運大禅定門 天正十八年寅三月二十九日逝去

※1 同名の神社が愛媛県小松町【現・西条市】にある。御神体の石鎚山は国内有数の霊峰(西日本最高峰)。後述の河野氏は伊予国とゆかりがあるので、関連があると思われる
※2 本文での吉の字は上部が「土」

 


写真1 家屋


写真2 家屋


写真3 屋敷跡


写真4 農地跡


写真5 古い墓


写真6 石仏(庚申塔?)


写真7 神社


写真8 碑

 

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