◆辰ヶ谷(たつがたに)
※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「和食」(昭和25.6)を使用したものである
所在:上勝町正木(まさき)字辰ヶ谷
地形図:阿井/雲早山
異表記:たずがだに?(町誌) 形態:山中に家屋が散在する?
標高:約520m 訪問:2011年10月
町の東部にある。
途中の杉山(すぎやま)集落で伺った話では、数十年前(50年くらい前?)に1軒が転出、無住になったという。屋敷跡の庭に現在の林道が通っているとのこと。
杉山より林道をしばらく登ると、林道沿いに集落の石垣が見え始める。先述のとおり屋敷跡に林道が通っており、家屋の跡には簡易な重機の車庫が作られている。周囲は石垣で段々になっており、広く田畑が耕作されていたとことを窺わせる。この屋敷跡から少し杉山側に下った尾根上で、墓地(高橋家)(写真6)を確認。
なお町誌では「辰ヶ谷鉱山」の記述があるが、集落との関連は不明。当鉱山は明治初年、徳島県特許第一号登録を受けた県下最古の採掘権鉱山であるという。昭和23年12月以後休業。
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