◆阿仙原（あせんばら） ※　この地図は、内務省地理調査所発行の1／50,000地形図「小郡」（昭和22.2）を使用したものである 所在：山口市朝田（あさだ） 地形図：小郡／小郡 形態：谷沿いに家屋が集まる 標高：約140m 訪問：2022年12月   　大字朝田の北西部、朝田川（椹野（ふしの）川支流）の上流部にある。 　馬庭（まにわ）集落より林道（阿仙原線）が通じており、車輛での訪問が可能。しばらく狭い谷あいが続き、開けた荒地が見えた所が集落の農地跡。 　1960年代の航空写真には耕作された農地、1970年代の航空写真には建物が1棟見られるが、この建物の跡は特定できず。また旧版地形図を頼りに別の屋敷跡を探したが、これらも痕跡は確認できなかった。全体的に荒蕪地が多く、探索にはやや難儀する。ただし上の地図画像で最上流に記された建物の付近では墓地を確認。付近に宅地があったものと思われる。 　市史の「地名」の項目では、朝田の細目に東阿仙原（ひがしあせんばら）・阿仙原西（―にし）・阿仙原下（―しも）・阿仙原上（―かみ）といった地名が見られ、見出しの読みはこれに拠った。
（写真1　林道起点）	写真2　林道と農地跡
写真3　屋敷跡付近？	写真4　何かの跡
写真5　川に架かる石橋。現在は丸木を並べた橋が架かる（右上）。地形図上の破線の道に続く	写真6　屋敷跡付近？
写真7　農地跡	写真8　石垣
写真9　墓地