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◆黒瀬(くろせ・くろぜ)



※ この地図は、内務省地理調査所発行の1/50,000地形図「小郡」(昭和22.2)を使用したものである

所在:宇部市櫟原(いちいばら)
地形図:阿知須/小郡
形態:川の合流部付近に家屋が集まる
標高:約30m?(水面は約40m)
訪問:2023年1月

 

 大字櫟原の南部、厚東(ことう)川と如意寺(にょいじ)川との合流部付近にある。現在は厚東川ダムの人造湖(小野(おの)湖)に水没。
 市史および資料『小野村六十五年史』によると、厚東川ダムは昭和15年12月堰堤工事開始。工期3箇年の予定であったが、戦時中の資材・労力不足と食糧難のため停滞、のち中断。昭和23年工事再開。昭和25年1月完成、3月20日竣工式。
 黒瀬の移転戸数は8戸で、村外移転7戸、村内移転1戸。

 かつての宅地は完全に水没しているが、湖岸の道路沿いでは移設したと思われる石造物群が見られた(写真3)。
 なお読みは、ダム湖に架かる橋梁(黒瀬橋)の銘板では「くろせ」、「角川」の小字一覧のルビでは「くろぜ」。

 


(写真1 ダム堰堤)

写真2 集落跡を望む(手前の水面下)

写真3 石造物群

 

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